トランプ大統領、中国に対する「ポイズン・ピル」準備―英紙

Record China    2018年10月10日(水) 14時20分

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9日、英紙フィナンシャル・タイムズは、米国がカナダ、メキシコとの間で合意したNAFTA新協定(USMCA)は同盟国が中国との間で貿易交渉を行うのを阻止する「ポイズン・ピル」だと報じた。資料写真。

2018年10月9日、英紙フィナンシャル・タイムズは、米国がカナダ、メキシコとの間で合意したNAFTA新協定(USMCA)は同盟国が中国との間で貿易交渉を行うのを阻止する「ポイズン・ピル」だと報じた。

ポイズン・ピルとは、敵対的買収を仕掛けられた企業が取る防衛策のことで、NAFTA新協定はそれと同じような効果を持っていると記事は指摘している。

NAFTA新協定には中国への対抗を前提とした内容が多数含まれており、この合意によって米中貿易戦争におけるカナダとメキシコの米国への同調が確保されたことになるという。

その一つが、非市場経済国とのFTA締結を制限する第32条10項で、「非市場経済国とのFTAを交渉する場合、交渉開始の3カ月前に他の2カ国に通知しなければならない」とされている。事実上、中国との通商交渉を制限することが目的だとみられている。

トランプ米大統領は中国を包囲する環境を着々と進めており、米国と中国の対立が今後いっそう深まる危険性が高いと記事は伝えている。(翻訳・編集/岡田)

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