李克強総理のタジキスタン訪問 SCO協力の「新成長源」を築く

人民網日本語版    2018年10月9日(火) 18時20分

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李克強総理は近くタジキスタンを公式訪問し、同国ドゥシャンベで開催される上海協力機構 (SCO)加盟国政府首脳(首相)理事会第17回会議に出席する。

李克強総理は近くタジキスタンを公式訪問し、同国ドゥシャンベで開催される上海協力機構 (SCO)加盟国政府首脳(首相)理事会第17回会議に出席する。今回の訪問は両国の重要分野での協力を深く掘り起こし、SCO協力の「新成長源」を築くと考える学者もいる。中国新聞社が伝えた。

李総理のタジキスタン訪問は就任後初であり、中国の総理が同国を訪問するのも8年ぶりだ。タジキスタンのムフリッディン外相は先日「タジキスタン側は李総理の公式訪問を非常に重視しており、最上級の待遇で接待する」と表明した。

中国上海協力機構国家研究センターのトウ浩秘書長は「タジキスタンは中央アジアで重要な位置にあり、中央アジア各国及びSCOにとって重要な安全防壁だ。李総理のタジキスタン初訪問は『切り開く旅』となり、両国関係に強大な原動力を与えるだけでなく、地域の安全・安定・発展にとってもプラスだ」とする。

現在タジキスタンにとって中国は最大の直接投資元国であり、最も主要な貿易パートナーの1つだ。中国国際問題研究院ユーラシア研究所の李自国副所長は「タジキスタン側には大きな戦略が3つある。国外進出、農業の自給自足、工業化実現だ。こうした分野で中国は頼りになる協力パートナーだ。『一帯一路』イニシアティブとタジキスタンの2030年までの国家発展戦略の深い連携を中心に、李総理の今回の訪問は両国の重要分野での協力を深く掘り起こし、両国関係のさらなる発展を推進する」とする。

李総理はドゥシャンベで開催されるSCO加盟国政府首脳(首相)理事会第17回会議に出席する。国際的に不確定要因、不安定化要因が増え、かつての一国主義が再び出現し、保護主義が台頭する中、トウ氏は今回の会議の重要課題として次の3つを挙げる。第1に、SCO青島サミットの重要な成果を確実に実行に移す。これには青島サミットの貿易円滑化に関する共同声明を実行に移す具体的措置を講じ、制度面から事務局などSCOの取り組みの計画を深め、執行効率を高め、貿易の円滑化を支えることが含まれる。第2に、SCOの加盟国拡大の効果が一層顕在化するようにし、加盟国拡大の潜在力を引き続き掘り起こす。第3に、経済・貿易レベルで各国の発展戦略の連携を推し進める。(編集NA)

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