薄熙来氏の一人息子に「巨額収賄」の疑い、米国から連れ戻される可能性も―台湾紙

Record China    2012年10月2日(火) 14時25分

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30日、台湾紙は、党籍剥奪と公職追放が決まった薄熙来・前重慶市党委員会書記と、執行猶予付き死刑判決が確定した谷開来・受刑者の一人息子、薄瓜瓜氏に巨額の賄賂を受け取っていた疑いが持たれていると報じた。写真は薄瓜瓜氏(左)と父の薄熙来氏(右)。

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2012年9月30日、台湾紙・中国時報は、党籍剥奪と公職追放が決まった薄熙来(ボー・シーライ)前重慶市党委員会書記と、執行猶予付き死刑判決が確定した谷開来(グー・カイライ)受刑者の一人息子、薄瓜瓜(ボー・グアグア)氏に巨額の賄賂を受け取っていた疑いが持たれていると報じた。

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記事によると、中国共産党は薄氏について、妻の英国人実業家殺害事件で職権を乱用したほか、「家族も含めて巨額の賄賂を受け取っていた」として、党籍剥奪と公職追放という最も重い処分を下した。だが、妻の谷受刑者が受けた判決は「故意殺人罪」で、収賄の罪には問われていない。つまり、巨額の賄賂を受け取っていたとされる「家族」の中に、谷受刑者は含まれていないことになる。

そうなると、残る「家族」は一人息子の瓜瓜氏だけ。瓜瓜氏は英オックスフォード大と米ハーバード大ケネディ政治大学院を卒業しているが、現地での贅沢な暮らしぶりが取り沙汰されている。本人は「学費と生活費は奨学金と母の貯金で賄っている」と反論しているが、今後、捜査の対象になることは間違いない、と記事は指摘している。

9月29日付の英紙デーリーメールによると、瓜瓜氏は捜査の手が及ぶことを恐れ、帰国を断念したもよう。現在は米国に滞在しているはずだが、行方が分からなくなっているという。専門家は、中国と米国は犯罪人引き渡し条約を結んでいないが、中国が瓜瓜氏を帰国させるために外交ルートを通じて米国の司法当局に協力を要請する可能性もあるとの見方を示している。(翻訳・編集/NN)

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