感動? それとも恥? 上海市に武装警察による「人の壁信号」が登場―中国

Record China    2018年10月6日(土) 19時20分

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観察者網は4日、上海市南京路の交差点に、武装警察隊による「人の壁信号」が登場したと動画で伝えた。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

観察者網は4日、上海市南京東路の交差点に、武装警察隊による「人の壁信号」が登場したと動画で伝えた。

歩行者側の信号が青になると、信号待ちの人々の一番前に横一列に並んでいた武装警察官が一斉に自動車側の道路へと歩きだし、列を崩さず斜めに行進して横断歩道の側面に並ぶ壁となる。警察官は「回れ右」をして横断歩道を渡る大勢の人を見守る。歩行者側の信号が赤になると隊列を組んで戻り、やはり人の壁となって歩行者に立ちはだかる。警察官は、「横断歩道に設けた人によるゲート」のようにも見える。

これを見た中国のネットユーザーから「これは感動する」「中国の警察は優しすぎるからな。軍人の方が厳しいイメージがある。この映像は警察と軍人の秩序確保の違いをよく表してる」「ユニークで人情味がある。特別な時にこの方法を採用するのは良いことだ」など称賛するコメントが多く寄せられた。

一方で、「これはいいねを送るべきなのか、それとも苦笑いすべきなのか」「この国は遅れすぎだろう。信号ひとつ守るのにこんなにも大勢の人が必要だなんて」「みんな恥ずかしいと思わないのか? 人々の民度は向上が待たれるということだ」「武装警察が大変な思いをして秩序を確保しなくてもよくなる時が、中国が真の意味で強大になる時」など否定的な意見も非常に多かった。

ほかには、「人治が法治に勝るという証明」との意見も寄せられた。「法治」の徹底を強調する中国だが、「結局は人の力に頼ることになる」と皮肉ったようだ。(翻訳・編集/山中)

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