建国記念日を迎えた韓国で「日本糾弾デモ」相次ぐ=韓国ネットの反応はさまざま

Record China    2018年10月4日(木) 11時20分

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3日、韓国・ニューシスによると、開天節を迎えた同日、ソウル市内で日本を糾弾する集会が開かれた。写真はソウル日本大使館前。

2018年10月3日、韓国・ニューシスによると、開天節(韓国の建国記念日)を迎えた同日、ソウル市内で日本を糾弾する集会が開かれた。

韓国政府は、済州(チェジュ)島で10日から開かれる「国際観艦式」を前に、日本側に対し自衛艦旗である旭日旗を掲揚しないよう要請した。しかし、日本の海上自衛隊は2日に要請には応じない考えを示した。このため韓国内では批判の世論が激化している状況だと、記事は伝えている。

記事によると「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯」は3日正午ごろ、ソウル市鍾路(チョンノ)区の旧日本大使館前で集会を行った。同団体は、1992年1月から毎週水曜日に同じ場所で集会を開き、日本に正式な謝罪を求めてきた。今回は仁川(インチョン)国際高等学校の同好会が主管し、約700人と推計された参加者には青少年が多かったという。92歳と90歳の元慰安婦女性も参加した。

集会参加者らは、「日本政府は日本軍の性奴隷犯罪の強制性を否定し、過去の侵略戦争について心から謝罪せず、歴史を歪曲(わいきょく)している」「日本は過去の過ちを正式に謝罪し、法的に賠償すべきだ。日本軍性奴隷問題を歴史の教科書に記録し、教育しなければならない」などと声を上げたという。

韓国政府に対しては、2015年の慰安婦問題に関する日韓合意に基づき設立した「和解・癒やし財団」の速やかな解散を要求。日本政府が同財団に拠出した10億円を返還するよう訴えた。

また、同集会にも参加した大学生らによる団体「反安倍反日青年学生共同行動」は同日午後、集会場付近で「日本の国際観艦式における旭日旗掲揚問題に対する糾弾記者会見」を開いた。

同団体は「旧日本軍による植民地支配で性奴隷被害女性20万人、強制徴用被害者840万人が発生し、100万人以上の朝鮮人が虐殺された」と主張し、「それでも日本は帝国主義の象徴でもある旭日旗を軍艦に掲揚し、国際観艦式に参加しようとしている」と批判。また「平和統一情勢に逆行する国際観艦式に反対する」との立場を示しつつ「旭日旗を掲揚し韓国内に入ろうとする日本を糾弾する」「歴史に対する反省なくしては、いかなる進展もない」と訴えたという。

この記事に対する韓国ネットユーザーらの反応は、さまざまだ。「仁川国際高の子たち、カッコいいな!」「勇気ある青少年がいるのだから、韓国の未来は明るい」など集会参加者らをたたえる意見があれば、「でも、日本に旅行する外国人1位は韓国人だし、テレビ旅行番組はほとんど日本ばかり紹介してるけどね(笑)」という声も上がっている。

また、「過去の糾弾も重要だが、未来について考える方が重要では?」「日本がどんな旗を使おうが、そんなことは重要じゃない。何が問題なのか冷静に判断できないから、いつも日本に負けるんだ」「駄目な民族はいつでも他人のせいにする。周辺強大国のせいにし、指導者のせいにし、時には強大国間の密約のせいにもする。そんな歴史は繰り返す。今からでも歴史をありのまま冷静に教え、悪循環から脱するべきだ」などの意見も上がっているが、こうした意見に対する「親日派たちは目を覚ませ」などの反論も多い。さらには「元慰安婦に対する支援金がちゃんと本人に渡ったのか、市民団体が手を付けてないか、調査する必要があるかも」という声もあった。(翻訳・編集/麻江)

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