2018年10月1日、米華字メディア・多維新聞によると、トランプ米大統領は中国との貿易協議について、「中国側が望んだとしてもまだ時期尚早だ」と述べた。

ロイター通信によると、トランプ氏は同日ホワイトハウスで開かれた記者会見で、カナダ、メキシコとの貿易協議が合意に達したことを評価。その上で、中国に対しては「中国側が協議を心から望もうとも、率直に言えば、まだ時期尚早だ。今は話し合えないし、彼らも準備できていないだろう」と述べた。さらに、トランプ氏は「政治的な解決を急げば、われわれの国や労働者にとって正しい貿易が実現しなくなる」と語った。

また、中国経済の成長鈍化や株価の暴落は、米国の報復関税が中国に影響を与えていることを証明していると説明。「彼らは困難な時期に一層苦しんでいる。私は彼らが度を越して苦しむことを望まない」と話したという。（翻訳・編集/大宮）