なぜ「一帯一路」沿線国の学生は争うように中国の大学を目指すのか―香港紙

配信日時:2018年10月1日(月) 23時50分
なぜ「一帯一路」沿線国の学生は中国の大学を目指すのか―香港紙
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香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは9月27日、中国が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路」に関連し「なぜ沿線国の学生たちは争うように中国の大学を目指すのか」とする記事を掲載した。写真は上海交通大学。
2018年9月28日、中国メディアの環球網によると、香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは27日、中国が提唱するシルクロード経済圏構想「一帯一路」に関連し「なぜ沿線国の学生たちは争うように中国の大学を目指すのか」とする記事を掲載した。

記事によると、修士号取得を目指しているパキスタン出身のマイラ・タヒールさんは、米国やフィンランド、中国を含む多くの国の名門大学に出願し、最終的に理工系が強く「東洋のMIT(マサチューセッツ工科大学)」と称される上海交通大学の入学通知を受け取ったという。

記事は、「これは高等教育機関に学生を呼び込むための中国の努力の結果でもある。現在、英国にも劣らない50万人近い留学生が中国で学んでいる」とし、「タヒールさんと同様に、中国の留学生の約3分の2が、『一帯一路』のパートナー国から来ている」とした。

記事によると、昨年、中国に留学した「一帯一路」パートナー国出身の学生は前年比12%増の31万7000人に上るという。彼らの専攻もこれまでのような短期間の中国語学習が主流ではなく、半数近くが学士や修士、博士の学位を取得するために学んでいる。

専門家は、中国政府が留学生受け入れに力を入れる背景として、「金融やインフラ、政策など多様な分野で『一帯一路』の実現を支える力を育成することにある」と指摘する。こうした目標を実現するため、中国や沿線国では、高度な教育を受けた人材が必要とされている。

中国政府は留学生のための広範な奨学金制度を導入している。中国教育部によると、2016年の政府奨学金約5万件のうち、61%が「一帯一路」沿線国出身の学生に支給された。この数字には、各大学や孔子学院が支給する奨学金は含まれていない。奨学金だけでなく、先進技術に触れる機会や中国での就職の機会も、学生たちには魅力的だという。

ハルビン工業大学で制御科学と工学の博士号取得を目指すミャンマー出身のナンダル・ニイン・ツーさんは、「もし私が自分の国で研究を行うなら、それを応用のために使うことはできない。なぜなら私の国は、中国のように技術が発達していないから」と話している。

記事はまた、「中国の文化と高等教育の中心地としての評判は、文化的にロシアやヨーロッパに近い中央アジアと東ヨーロッパの学生にとっても、実行可能な第二の選択肢となる」とも指摘している。(翻訳・編集/柳川)
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