過積載トラックで「危険な状態」に、長さ1.6kmの橋を爆破撤去=江西省

Record China    2018年10月1日(月) 0時10分

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江西省吉安市で28日午前、川に架けられた長さ1577メートルの橋が撤去された。ここ数年は過積載のトラックが多くなったことなどで急速に傷み、危険な状態と判断されていた。2枚目の写真は爆破前の様子。

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中国新聞社など中国メディアによると、江西省吉安市で28日午前、ガン江大橋が爆破撤去された(ガンは左側が「章」、右は「夂」の下に「貢」)。ガン江大橋は長さ1577メートル、幅19.5メートル。経済発展に伴い交通量が設計当初の予想を大幅に上回ったこと、特にここ数年は過積載のトラックが多くなったことで急速に傷み、危険な状態と判断されていた。

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爆薬は橋に等間隔に設置され、点火と同時に一斉に煙が噴出した。遠く離れて見物していた人からは「おおお!」と声が上がった。橋体が落下し、川の水を巻き上げた。その直後に「ダダーン」「ズーン」という音が響いてきた。

吉安市のガン江大橋では過去数年間、繰り返し補修作業が実施されてきた。中国では道路橋の補修について、5種の分類が設けられている。1類と2類は小規模な補修が必要、3類は中規模な補修、4類は「交通を制限して大規模な補修、5類は「封鎖して改修するか改めて建設」とされている。

当局が2017年に専門家を招いて検査したところ、ガン江大橋は全体として4類で、一部は5類と判断された。専門家らは撤去と新しい橋の建築を進言した。

28日の撤去成功を受け、年内には川に沈んだ残骸などを撤去し、同じ場所に新しい橋を建設する。自動車用車線が片道3車線で、それ以外に自転車用車線と歩道を設ける。2021年6月の供用を目指す。(翻訳・編集/如月隼人

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