5年間で高架橋37基が崩落する中国、構造上の欠陥を認めたのはわずか1基―中国

配信日時:2012年9月23日(日) 8時47分
5年間で高架橋37基が崩落する中国、構造上の欠陥を認めたのはわずか1基―中国
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20日、中国ではこの5年間で高架橋の崩落事故が37件報告されたが、いずれの事故でも品質面での問題は見過ごされたままとなっている。写真は2010年8月、吉林省で発生した橋の崩落事故現場。
2012年9月19日、中国黒竜江省ハルビン市で先月24日、開通1年未満の高架橋が倒壊しトラック4台が投げ出され、死傷者8人を出す事故が起きたことについて、市当局が調査報告を発表した。20日付で人民日報(電子版)が伝えた。

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調査に当たった専門家グループが事故の直接的原因として指摘したのは、貨物を過積載した複数の大型トラックが同時に橋の片側車線を走行したことで、橋の一方だけに過剰な圧力が掛かったとの点。また、この一帯を管轄する交通警察が、過積載した車両の通行に気づかず摘発できなかったことなどにも問題があったと結論づけた。事故が発生した陽明灘大橋は19億元(約235億円)近い資金を投じ、約2年の工期を経て2011年11月に開通。全長7133メートル、8車線の高架橋で、1時間当たり車両9800台の通過を見込んでいた。

しかし、完成からわずか1年足らずで倒壊したのは橋そのものに問題があったとの見方もある。中国ではこの5年間で37基の高架橋崩落事故が発生した。そのうちの13基は建設中の橋梁。合計で死者182人、負傷者177人を出している。計算上、2カ月に1基以上のペースで橋が崩落していることになる。

そのうち、1997年に開通した杭州銭江三橋のみが、事故原因が構造上の欠陥によるものだったと公式に認められている。その他については、過積載車両や洪水・豪雨、経年劣化、日常管理の不徹底だとされ、いずれの橋の事故でも品質面での問題は見過ごされたままとなっている。(翻訳・編集/岡田)
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