文大統領がトランプ大統領に伝えていた「金委員長のメッセージ」とは?=韓国ネットは歓迎ムード

Record China    2018年9月27日(木) 15時40分

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26日、韓国・フィナンシャルニュースは、文在寅大統領がトランプ米大統領に伝えた金正恩朝鮮労働党委員長からの「非公開メッセージ」の内容は、「非核化に向けた北朝鮮の真実性を示すことが核心だった」と分析した。写真は文大統領。

韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は米国時間の24日、ニューヨーク市内でトランプ米大統領と会談した際、北朝鮮金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長からの「非公開メッセージ」を伝えた。韓国・フィナンシャルニュースは26日、メッセージの内容について「非核化に向けた北朝鮮の真実性を示すことが核心だった」と分析した。

記事によると、文大統領は米国時間の25日に行った講演後の質疑応答で、メッセージの内容を紹介した。金委員長は「だましたり時間稼ぎをしたりして、北朝鮮に得るものがあるだろうか。そうなれば米国から強力な報復を受けるだろうに、それを北朝鮮がどうやって耐えるというのか」などと述べたという。また「北朝鮮は非核化に向けさまざまな措置を取っているが、世界中の人が依然として『北朝鮮は信じられない』『だましている』『時間稼ぎだ』と言っていることは分かっている」とした上で、「今度こそ北朝鮮の真実性を信じてほしい」と訴えたという。

金委員長は今月初めに韓国大統領府の鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長ら対北朝鮮特使団に会った際も、非核化の意思を明示しているにもかかわらず国際社会の評価が芳しくないと述べ、「もどかしい」との気持ちを吐露していた。

文大統領が非公開メッセージを伝えた後、トランプ大統領は終戦宣言に言及するなど前向きな態度を示している。このことから記事は「非公開メッセージには核施設廃棄の検証や核物質の申告などに関連する初期措置が含まれていた可能性がある」とも伝えている。

この記事に対し、韓国のネットユーザーからは「北朝鮮は今後の険しい道程を覚悟して一歩を進めたはず。南北が1つになり、米国と協力して繁栄しよう」「これが第1歩。まだまだ先は長いが、忍耐強く進もう。私たち民族の歴史的な時間だ」「南北統一が無理でも、終戦宣言をして互いを認め合い、交流し、経済協力できればウィンウィンだ」という歓迎のコメントが多く寄せられている。

一方で「米国の保守は南北平和を望んでいない」「米国保守は南北が和解し強くなることに反対で、冷戦と対立が続くことを願っている。『北朝鮮は信用できない』というのは言い訳だ」などという声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

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