嫌いな月餅から今年は人気トップ3入り果たした五仁月餅の華麗なる転身

人民網日本語版    2018年9月26日(水) 22時40分

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旧暦8月15日には月見をして、月餅を味わうというのは、中国人にとって古くから伝わる風習の一つ。

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旧暦8月15日には月見をして、月餅を味わうというのは、中国人にとって古くから伝わる風習の一つ。中国人の生活レベルが向上するにつれ、この一家団欒の日に、上海蟹や黄酒といったバラエティ豊かな食べ物が、人々の生活に彩を添えるようになり、中秋節の消費経済も、ますます勢いづいている。

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統計データによると、今年の中秋節連休中、月餅の販売量は前年同期比287.21%増加した。各種各様の月餅の中で、人々の間で「苦手」というイメージが定着していた五仁月餅(ナッツ餡の月餅)だったが、今年は驚くべき華麗なる転身を遂げ、人気の高い月餅トップ3入りを果たした。今年、中秋節の食卓の主役となった三大月餅は、「五仁月餅」、「鮮肉月餅(肉入り月餅)」、「ドリアン月餅」だった。

月餅を最もよく食べた都市は、広州だった。広州の月餅販売量は、某電子商取引プラットフォームの販売総量の18%を占めている。広州に続く都市は、南京、上海、北京、そして杭州だった。そして面白いことに月餅を食べる人々はうつむいて食べる人もいれば、月を眺めて食べる人もいる点で、この時期の望遠鏡の検索件数もまた500万件に達した。

月餅だけでなく、上海蟹もまた中秋節において欠かせないものとなりつつある。9月以降、上海蟹の販売量は前年同期比大幅に増加し、「最も蟹を食べる」都市は、南京・上海・北京だった。上海蟹を味わいつつ、名月を愛でる時、美酒も欠かすことはできない。統計データによると、この1カ月間、山東・河南・安徽・広東・上海など各省・市における白酒(蒸留酒)、果実酒、黄酒(醸造酒)の販売量が急増した。特に、山東省の人々は、「酒こそが人生における楽しみ」とばかりの豪胆ぶりを発揮している。

今年の中秋節には、様々な地方特産品も大きな人気を集めた。統計データによると、濃厚な味わいで卵白が柔らかい江蘇高郵地区の特産品「高郵咸鴨蛋(アヒルの塩漬け卵)」が南京の消費者に大人気だった。また蟹を食べる時に欠かせない浙江の紹興酒は、上海市民が先を争うように買い漁った。湖南湘西特産キウイ・フルーツは、広州の人々に最も愛され、福建の蜜柚(柑橘系の果物)の販売量も激増し、特に深センの消費者が最も多く買い求めた。

〇大学キャンパスにおける「月餅バトル」勃発

毎年、中秋節前に、各大学で「校章月餅」が発表されるのが伝統的な行事となっている。「見た目」だけではなく、「中身」も極めて魅力的で、学生たちはその美味しさを堪能できるだけではなく、各校のオリジナリティも十分に楽しむことができる。

△中国海洋大学の「校章シリーズ」月餅は、5種類の味(抹茶クランベリー、モカコーヒー・ローズ、黄金ミルク・ナッツ、黄金卵黄ハスの実餡、広東風五仁ナッツ餡)からなり、誰もが一口食べると、故郷の味を想い出すという。

△浙江農林大学の「校章」バージョン月餅は、学生・教員向けに、小豆餡やハミウリ餡などの各種をそろえており、同校の精神文化を味わうことができるという。

復旦大学「校章」バージョン月餅

△華東師範大学「校章」バージョン月餅

△中国農業大学「校章」バージョン月餅

△中国人民大学「校章」バージョン月餅

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