中秋節連休に延べ9790万人が旅行、国内旅行収入は7000億円―中国

人民網日本語版    2018年9月26日(水) 19時40分

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中国文化・観光部が24日に発表した2018年中秋節連休観光市場情報によると、中秋節期間中の観光客数は延べ9790万人に達し、国内観光収入は435億元(約7000億円)に達した。資料写真。

中国文化・観光部が24日に発表した2018年中秋節連休観光市場情報によると、中秋節期間中の観光客数は延べ9790万人に達し、国内観光収入は435億元(約7000億円)に達した。中国新聞網が伝えた。

■近場への旅行を選ぶ家庭が多く、人気が高いのは民俗観光と農業観光

中秋節は家族団らんの日でもあるが、家で集まる以外に、多くの家族が旅行に出かけて祝日を楽しむという選択をする。そして、中秋節は夏休みの観光シーズンと国慶節の間にあるため、近場への旅行を選ぶ家族が多い。そのような理由から各地にある名所旧跡などの伝統・民俗的要素に富んでいる観光目的地には数多くの観光客が訪れた。このほど、第1回「中国農民豊作節」が開幕され、農業旅行が新たなスポットになっている。

中秋節に北京を訪れた観光客の数は延べ395万4000人で、前年同期比4.7%増加した。また、観光地収入は1億2700万元(約20億円)に達し、前年同期比では11.5%増加している。そのうち、歴史文化にまつわる観光地を訪れた観光客の数は延べ122万2000人で、前年に比べて9.7%増加した。また、重慶の武隆、湖北の黄陂錦里溝などの景勝地では中秋節に「農民豊作祭」が開催され、観光客が豊作の喜びを味わうことができる。そのほか、貴州省開陽県、桐梓県、金沙県、威寧県、興義万峰林などの地域では「中国農業豊作祭」が催され、さまざまな農業イベントや収穫イベントも行われた。

■文化旅行イベントが特色に、諸国が中秋節をともに祝う

中秋節期間、中華の優秀な文化や伝統の継承と革新をめぐり、各地域は様々な民俗イベントや観光商品を打ち出した。また、中国人観光客を引き付けるために海外観光目的地でも一連のテーマに基づいた活動が行われ、ともに中国の中秋節を祝い、観光客に高く評価された。

北京市の景山公園では「中軸の色彩、文化の北京」というイベントが行われ、中国の伝統文化を発信した。山東省煙台市では「月見」イベントが行われた。また、タイでは訪れた観光客に「冬陰功月餅」を無料でふるまった。そのほか、ブラジルのイグアス、リオデジャネイロ、ブラジリア、サンパウロなどの地域では、中秋節の到来を祝うため、中国とパキスタンのアーティストによるシンフォニーコンサートが行われた。

■祝日期間中の旅行における安全面を極めて重視

中秋節前、文化・観光部は「2018年中秋・国慶節期間の安全遵守についてのお知らせ」を発表し、安全検査を行った。祝日期間は交代制の警備と安全に対する応急の措置を徹底し、事件や事故に速やかに対応できるようにした。9月24日午後5時までで中国の観光市場は基本的に安定しており、深刻な事故等は発生していなかった。

■引き続き良質な旅行環境の建設を進め、観光客の観光体験を高める

祝日期間「全域観光」という理念の下で、観光供給側による構造性改革の効果が顕著になった。旅行の選択肢がより豊富に、サービスがより便利に、管理がより強力になり、観光客に高く評価されている。

海南省では観光製品の組み合わせを最適化し、生態、グルメ、民俗、体育、文化を一体化する「観光+」プランを打ち出したことで、中秋観光製品の市場供給が豊かになった。また、全中国の全域観光情報システムがすべての5A級観光スポットと70%の4A級観光スポットに設置され、観光客にリアルタイムで全面的なサービスを提供する。スマート観光プラットフォームが日増しに改善するにつれて、ますます旅行がしやすくなってきている。(提供/人民網日本語版・編集/HQ)

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