中国版ツイッター「微博」は中国人1人1人に与えられた拡声器―米誌

Record China    2012年9月19日(水) 10時47分

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15日、米メディアは「中国の拡声器」と題した記事で、中国版ツイッターと呼ばれる「微博」の影響力の大きさを論じた。写真は携帯電話でインターネットを利用する北京の学生ら。

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2012年9月15日、米誌バロンズ(電子版)は「中国の拡声器」と題した記事で、中国版ツイッターと呼ばれる「微博」の影響力の大きさを論じた。17日付で環球時報が伝えた。

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2009年、中国に「微博」がお目見えした時は誰もが「単なるツイッターのクローン」だと思っていた。だが、3年後の今、ユーザー数が3億人を超えるこの「微博」は単なるクローンではないことを世に示している。それはもはや中国人の生活に不可欠で、中国の未来を左右する存在となっている。

「微博」は中国で大きな影響力を持つソーシャルメディアに成長した。ユーザー1人1人が独立した情報源となり、既存メディアが報じない情報もあっという間に広めてしまう。当局への請願もしやすくなった。自分と同じ意見を持つ人間を効果的に集めることもできる。「微博」の出現で、人々はより多くの問題を解決することができるようになった。

それは1人1人に与えられた拡声器といえるだろう。中国政府にとっては頭の痛い存在かもしれないが、実は国民の生の声を把握するにはうってつけの存在ともいえる。2011年末現在で「微博」のアカウントを持つ政府機関や役人は約1万9000に上る。彼らは「微博」上で市民と積極的にやり取りしているわけではないが、政治の透明度が高まることは期待できる。

ある政治評論家は「『微博』はすべてを変える」と言っている。今、その結論を出すのは時期尚早だが、「微博」が担う役割は政府と民衆の間で活躍する「二重スパイ」であることは確かだ。それが、中国の改革を後押しする新たなパワーになることは間違いない。(翻訳・編集/NN)

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