香港―中国高速鉄道の開通、南部沿岸地域の影響力を拡大―香港紙

Record China    2018年9月25日(火) 23時50分

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24日、香港と中国本土を結ぶ初の高速鉄道が23日に全線開通したことを受け、英シンクタンクの王立国際問題研究所は、「中国南部沿岸地域の創造力は高まり、世界経済への影響力を持つまでに成長する」と予測した。写真は同高速鉄道の税関。

2018年9月24日、大公報によると、香港と中国本土を結ぶ初の高速鉄道(全長約140キロ)が23日に全線開通したことを受け、英シンクタンクの王立国際問題研究所は、「中国南部沿岸地域の創造力は高まり、世界経済への影響力を持つまでに成長する」と予測した。

同研究所高級研究員のティム・サマーズ氏によると、香港―中国高速鉄道の開通で、広州深セン、香港を中心とした中国南部沿岸地域「大湾区」の影響力はさらに高まるに違いない。中国政府は「大湾区」をこれまでの「世界の工場」の地位を脱し、経済競争力をさらに高める目論見だ。香港、マカオ、広州など南部の主要都市は、それぞれに特徴と優位性があり、連携作業はこれまで進んでいなかった。今後は互いに競争するだけでなく、協力することで他地域のモデルケースにもなりうるという。

ロイター通信によると、海外メディアは同高速鉄道の利便性に疑問を呈してきたが、実際に乗車した人たちの評価は上々だといい、複数の香港人の乗客は「とても静かに走る。満足だ」「飛行機に乗るよりいい」など口々に語ったという。(翻訳・編集/大宮)

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