月餅に火龍の舞、さまざまな風習で中秋節を迎える―中国

人民網日本語版    2018年9月24日(月) 22時0分

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中秋節は中国の重要な伝統的節日の1つだ。数日前から街の至る所で灯籠が灯され、めでたい雰囲気に溢れる。月餅、火龍の舞……中秋の風習は豊かだ。

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中秋節(旧暦8月15日、今年は9月24日)は中国の重要な伝統的節日の1つだ。数日前から街の至る所で灯籠が灯され、めでたい雰囲気に溢れる。月餅、火龍の舞……中秋の風習は豊かだ。中国新聞網が伝えた。

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■拝月、月見、宝塔灯

早くも魏晋時代に民間で中秋の月見が行なわれており、多くの詩人が月を題材に名作を残している。

中秋は秋の収穫期と重なるため、豊富な食材で料理が作られる。大変人気があるのが月餅だ。月餅を食べる風習は唐代に始まり、北宋の時代に民間に広まった。ただ当時月餅は「小餅」「月団」と呼ばれていた。

また、民間では「拝月」という風習がある。毎年旧暦8月15日には中庭に祭壇を置き、供物を並べる。月餅とスイカが不可欠で、手先の器用な人はスイカを蓮の花の形に切る。家族全員が順番に月を拝んだ後、月餅を切り分け、一人一人に配る。

「典型的な民間行事として、他に宝塔灯、孔明灯、月見料理などがある。一家が中秋当日に団欒して酒を飲み、新米のご飯を食べる」と、民俗学者の蕭放氏は紹介する。

■現代の中秋節の過ごし方

古代社会では中秋節は大きな節日であり、社会生活の重要な節目でもあった。当時は多くの社会的行事が幾つかの大きな節日に基づき定められていた。社会の状況が変わった現代では、中秋節はどう過ごせばよいのだろうか。

蕭氏は「中秋節が文化教育、文化継承の良い機会だ。現在、月餅はよく売れ、中秋節のシンボルでもある。みなが月餅を分かち合うのには、実は家族愛や友情を共有する意味がある。中国人は家庭を重視し、一家団欒を重視する。今日では、コミュニティーや隣近所といった横方向の社会関係の調整や構築も重視される。中秋節を活用してコミュニティーの関係を強化することができる」と指摘する。(提供/人民網日本語版・編集NA)

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