中国でアボカドの輸入が増えているのはなぜ?―香港メディア

Record China    2018年9月28日(金) 13時10分

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22日、参考消息は、中国でアボカドの輸入量が急増しているとする、香港メディアの報道を伝えた。写真はアボカド。

2018年9月22日、参考消息は、中国でアボカドの輸入量が急増しているとする、香港メディアの報道を伝えた。

記事は香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポスト電子版の18日付報道を引用。2017年に中国がチリ、メキシコ、ペルーから3万2000トンのアボカドを購入したことを紹介し「近年、中国は富が都市の中心から農村の中心地帯にまで拡散し、良い教育を受け、なおかつインターネットに精通している新世代の後押しの下で消費がより成熟している。多国籍企業は、この新世代の消費者たちによる新たな商品へのニーズに大きな商機を見出しているのだ」とした。

そして、昨年の都市住民の可処分所得が約3万6000元(約59万2000円)と1978年の100倍あまりにまで増加し、農村家庭の収入も大幅に増加したこと、2017年から30年までの間、中国の商品輸入額は年平均8%前後のペースで増加すると香港上海銀行が予測していること、中国政府が消費の拡大をますます奨励していることを挙げ、かつて世界の工場だった中国が、他国の製品が集まる目的地へと転換を遂げたと伝えている。

さらに、中国の消費者の間では健康や環境保護に対する意識がますます高まり、商品のブランドや品質をより大事にするようになったと指摘。その中で08年に中国市場から撤退して17年に戻って来たタコベルがヘルシーなアボカドブリトーを発売したことにより中国でアボカドブームが起こり、現在は上海だけでも160あまりの飲食店でアボカドトーストが提供されているとした。

このほか、中国の消費拡大には電子商取引の発展も大きく寄与しており、アリババや京東といったECサービスによって世界の商品が内陸部の小都市にまで浸透するようになったと説明。「中国の消費者はますます豊かになるとともに、鑑別力も高まっているのだ」と伝えた。(翻訳・編集/川尻

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