2018年9月19日、クライムアクション映画「無双」に出演する香港の俳優チョウ・ユンファ（周潤發）が、自身の大ブレーク作となったドラマ「上海灘」を「見ていない」と驚きの発言をした。新浪が伝えた。

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アーロン・クォック（郭富城）とダブル主演の「無双」が今月30日から劇場公開されるのを前に、チョウ・ユンファが19日、映画の名門大学・北京電影学院でPRイベントを開催。役者の卵たちを前に、自身の長い俳優人生や、演技論についてトークを繰り広げた。

テレビ局の俳優養成所に入り、テレビドラマで頭角を現したのち、映画「男たちの挽歌」などの作品で映画界のトップスターに。その後はハリウッド進出も経験し、数々の伝説を打ち立ててきたレジェンド。大ブレークして映画界へ転身するきっかけとなったのが、80年のドラマ「上海灘」だが、実はチョウ・ユンファ自身は作品を見ていないという。

チョウ・ユンファによると当時はあまりに忙しく、睡眠時間もほとんどないほどだった。深夜まで撮影し、「次の日のせりふを頭に詰め込むだけで精いっぱい」というギリギリの状態で、とても完成作を見る余裕がなかったという。「いいドラマだと世間のみんなは褒めてくれるけど、見ていないので自分では分からない」などと語っている。

学生たちを前に、外からは華やかに見える俳優業について、「実は地味で疲れる仕事」と語る場面も。映画の脚本を手にしたら、自宅に引きこもって自分なりの解釈や演技の組み立てを考えることに没頭し、撮影したのち約1年後に作品が完成した時、「やっとホッとできる」と話している。（翻訳・編集/Mathilda）