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南シナ海問題で米国を批判「横行の自由は阻止せねばならない」=中国駐英大使

配信日時:2018年9月21日(金) 9時50分
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中国の劉暁明駐英国大使は19日、南シナ海問題について「何人も中国の意思と決意を低く見積もってはならない」などと主張した。米軍が続けている「航行の自由作戦」については「横行の自由だ」と述べ「阻止せねばならない」と論じた(写真)。

中国メディアの中国新聞社によると、中国の劉暁明駐英国大使は現地時間19日、ロンドン市内で英連邦外交官育成活動に参加して、南シナ海問題について「何人も中国の意思と決意を低く見積もってはならない」などと主張した。米軍が続けている「航行の自由作戦」については「横行の自由だ」と述べ「阻止せねばならない」と論じた。

劉大使は南シナ海の状況について、「中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)が共に努力することで、情勢は良い方向に向かっている」と説明。2002年にASEANと中国が合意した、南シナ海における領有権争いがエスカレートすることを防止する目的の「南シナ海行動宣言」に拘束力を持たせるための「南シナ海行動準則」についても、草案づくりが進展していると説明。「このことで十分に分かるように、(関連)地域の国家は南シナ海の問題を妥当に解決する信念と能力、知恵を持っている」と述べた。

劉大使はさらに「一部の域外の大国は、南シナ海の波風が平穏になることを望まないようだ。彼らは軍艦や飛行機をはるか遠方から派遣して面倒を起こしている」と発言。名指しはしなかったが、米国が南シナ海で断続的に実施している「航行の自由作戦」を非難した。

「航行の自由作戦」は、米国がオバマ政権下の2015年から断続的に行っている作戦。中国が埋め立てで造った人工島の周囲12カイリ(約22.2キロメートル)を「領海」と主張していることなどをけん制するための行動で、軍艦を中国が主張する「領海」内にまで航行させている。なお、中国が埋め立てを行ったのはすべて、満潮時には水没する「礁」だ。領海は満潮時にも海面上にある「陸地」に対して設定されるもので、人工島には認められていない。

劉大使は「実際には南シナ海の航行の自由について、いかなる問題ももともと存在しなかった。毎年十数万隻の商船が南シナ海を安全かつ順調に航行している」と指摘。

さらに「航行の自由は決して『横行の自由』の自由ではない。航行の自由は、他国の領海をむやみに動き回り、他国の侵犯する自由では決してない。そのような『自由』は阻止せばならない。さもなければ、南シナ海に安寧な日はやってこない。何人といえども、南シナ海の平和と安定を維持する中国の意思と決意を低く見積もってはならない」などと述べた。(翻訳・編集/如月隼人

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