「九一八」事変から87年目迎え、遼寧省では各界が式典

人民網日本語版    2018年9月21日(金) 11時20分

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遼寧省瀋陽市の「九一八」歴史博物館では「九一八」事変(満州事変)から87年目を迎えた18日、式典が開かれ、鐘打式が行われた。

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遼寧省瀋陽市の「九一八」歴史博物館では「九一八」事変(満州事変)から87年目を迎えた18日、式典が開かれ、鐘打式が行われた。中国新聞社が伝えた。

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「九一八」歴史博物館を見学に訪れた多数の瀋陽市民。

「九一八」歴史博物館の東壁近くは当時「北大営」が置かれていた場所で、日本の侵略者が爆破した南満州鉄道の柳条湖区間から800メートルしか離れていない。歴史博物館の数多くの所蔵品や写真は、中国軍民が血と泥にまみれ奮戦し、最終的に抗日戦争の偉大な勝利を手にした歴史を再現している。

当日午前8時には小中高校の教員と児童・生徒、元戦士、軍人など各界の代表1000人余りが「九一八」歴史博物館の「残歴碑」前に集合した。「残歴碑」には1931年9月18日という日付が刻まれている。続いて広場西側の「警世の鍾」を14人が撞いた。大空に鳴り響く14回の鐘の音は、14年間に及ぶ中華民族抗日戦争の苦難の歩みを意味し、東北部陥落後14年間に及ぶ中華民族の血みどろの抗日戦争を意味している。

9時18分、遼寧省の14都市の上空に防空警報が同時に鳴り響いた。主要道路上の自動車は停車して3分間にわたりクラクションを鳴らした。人々はこのように各々のスタイルで記念行事に参加した。鐘とサイレンが鳴り終わると、会場に集まっていた人々は次々に館内を見学し、忘れがたい悲壮な歴史を振り返り、感じ取った。

「九一八」歴史博物館特別ポストカード。

続いて、「九一八」事変を題材とする「『九一八』歴史博物館」定形外ポストカードと「瀋陽第2次大戦連合軍捕虜収容所」特別ポストカードの初公開と一般向け販売を記念するセレモニーが開かれた。この2種類のポストカードはいずれも魯迅美術学院の李晨教授がデザインした。

李氏は、「87年前の今日、日本は横暴にも『九一八』事変を発動した。わずか4カ月余りで128万平方キロメートル、日本の国土の3.5倍に相当する中国東北部が全て陥落し、3000万人余りの人々が惨くも奴隷的に酷使された。このポストカードの発行は歴史を銘記し、国恥を忘れず、平和を大切にし、中華の夢をかなえることが主たる目的だ」と述べた。(編集NA)

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