トニー・レオン、映画「欲望の翼」で演技開眼!?せりふなしのギャンブラー役で27回連続NGも―台湾

Record China    2018年9月20日(木) 21時0分

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19日、ウォン・カーウァイ監督の映画「欲望の翼」に出演した俳優トニー・レオンが、撮影当時は俳優としての低迷期にあったことを語っている。

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2018年9月19日、ウォン・カーウァイ(王家衛)監督の映画「欲望の翼」に出演した俳優トニー・レオン(梁朝偉)が、撮影当時は俳優としての低迷期にあったことを語っている。聯合報が伝えた。

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1990年公開の映画「欲望の翼」は、レスリー・チャン(張国栄)やアンディ・ラウ(劉徳華)など、当時の香港映画界を支えた若手スター6人による豪華共演でも知られる作品。台湾では今月28日からデジタル修復版が劇場公開されるほか、トニー・レオンの最新作「欧州攻略」も同日に封切り予定。このため、28年を挟んだトニー・レオンの姿が、銀幕で同時に楽しめることになる。

「欲望の翼」はその後、「ブエノスアイレス」や「花様年華」など数々の名作を生んだウォン・カーウァイ監督とトニー・レオンが、初めて手を組んだ記念すべき作品。トニー・レオンが登場するのは末尾の約2分半のみで、せりふは一切なし。狭い空間の中、出掛ける用意をするギャンブラーの姿がロングカットで収められている。

トニー・レオンによると、撮影当時は俳優として低迷期にあり、演技への興味を失っていた時期だった。しかし、ウォン・カーウァイ監督に出会ったことが大きな転機となり、「自分がまだ進化できることに気付き、演じることへの関心が急に戻ってきた。『欲望の翼』は自分にとって、深い印象を持つ作品になった」と語っている。

とは言えウォン・カーウァイ監督との初タッグは、スムーズに撮影が進んだわけではなく、梨を1口だけ食べて捨てるというシーンでは、NGが27回も続いた。当時を振り返ってウォン・カーウァイ監督は、「トニー・レオンをかなり怒らせた」と語っている。(翻訳・編集/Mathilda

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