中国人がスウェーデンで「侮辱」受けた事件の真相、中国メディアの3つの過ち―米華字メディア

配信日時:2018年9月19日(水) 12時10分
スウェーデンで「侮辱」の真相、中国メディアの3つの過ち―米華字メディア
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18日、米華字メディア・多維新聞は、スウェーデンで中国人観光客がホテルや警察官との間でトラブルを起こしたことについて、中国の政府系メディアが世論のミスリードを招く偏向報道を行っていたと批判する記事を掲載した。写真はストックホルム。
2018年9月18日、米華字メディア・多維新聞は、中国人観光客がスウェーデンでホテルや警察官とトラブルを起こしたことについて、中国の政府系メディアが世論のミスリードを招く偏向報道を行っていたと批判する記事を掲載した。以下はその概要。

中国人観光客3人がストックホルムでホテルと警察から「粗暴な扱い」を受けたと自称している問題が、連日両国民の関心を集めている。トラブルは中国政府系メディア・環球時報が率先して報じ、多くの政府系メディアが転載して中国のネット上で大きな波紋を呼び起こした。その後、中国外交部や駐スウェーデン中国大使館もスウェーデン政府に対し警察官の「非人道的扱い」への抗議、中国人客への謝罪要求といった圧力をかけた。

しかし、当時の現場の動画が数多く公開され、現地メディアの報道が出てくると、世論は当初の中国メディアによる報道内容の客観性に疑問を持ち始めた。主な情報源であり、世論の先導者でもある中国政府系メディアが報道の手法や理念上で大きなミスを犯し、客観的に世論をミスリードしたことは残念であり、一部ネットユーザーからは激しい非難が出ている。

まず、当初の報道で環球時報は全面的な裏取りをすることなく、一方的に中国人観光客の話を信用した。これは明らかに報道の原則を逸脱するものだ。

次に、報道や評論に特定の立場を設け、民意を煽った嫌いがある。最初の報道ではタイトルから本文に至るまで事実の一面性のみを伝え、センセーショナルな表現を連ねた。しかも、事件本体から逸脱して、単純な民事紛争を両国の外交問題にまで昇華させた。

最後に、中国政府系メディアは「人道」と「規則」の境界をあいまいにし、スウェーデン側の「無礼」や「粗暴」を再三強調する一方、中国人客がルールに反してホテルのロビーに滞留し、警察との交渉に失敗すると転倒したふりをして大声で泣き叫ぶといった行為に出たことを「理性を失った中での挙動」で片づけた。このような報道では、トラブル発生の原因を探る助けにはならない。

より重要なのは、世論からの批判を浴びた中国政府系メディアが自らの問題を反省することなくトラブルを煽り立て続け、自己弁護に走ったことだ。これは一部中国政府系メディアが本来持つべき慎重な姿勢に欠け、基本的なニュース報道のルールに反していることを示している。同時に、報道者は中国の世論環境の複雑性を見くびっている。彼らは、このような明らかに欠陥のある報道がひとたび公衆の目に触れたらどんな反応が起こるのか、そしてメディアの威信にどれほどのダメージが及ぶかを予想できないのかもしれない。(翻訳・編集/川尻
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