2018年9月18日、韓国・中央日報は、北朝鮮を訪問中の韓国の文在寅（ムン・ジェイン）大統領は、平壌へ向かう専用機に「（韓国の国旗である）太極旗と北朝鮮国旗を掲げなかった」と報じた。

文大統領は就任後、外遊の際は必ず訪問国の国旗と太極旗を専用機の機首に掲げてきた。しかし、今回の北朝鮮訪問では、両国の国旗とも掲げられていなかったという。記事によると、専用機が到着した平壌の空港には、市民が北朝鮮国旗と南北の統一旗を振りながら出迎えた。太極旗は専用機の機体の後方に目立たない形で付けられただけだったそうだ。

韓国大統領の北朝鮮訪問では、00年の金大中（キム・デジュン）大統領が平壌を訪問した際も、両国の合意により互いの国旗は掲げられなかったという。平壌市民はプラスチックの造花を振って両首脳を歓迎した。（編集・翻訳/大宮）