2012年9月11日、日中間で領有権を争っている尖閣諸島（沖縄県石垣市）の国有化手続きが完了した。日本政府は同日午前、尖閣諸島の購入費約20億円を今年度予算の予備枠から拠出することを決定。続いて、地権者との売買契約を締結した。このニュースが伝わると、中国各地で民衆による抗議活動が見られた。中国国営・新華社の報道。

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首都・北京市の日本大使館前では、同日午前中から10数人による抗議活動が行われた。南部・広東省広州市の日本総領事館前でも同様に数人が横断幕や国旗を掲げて抗議を表明した。

また、山東省威海市では、街頭で200人あまりがデモ行進に参加した。「釣魚島（尖閣諸島の中国語名）を守れ」「釣魚島は我々のもの」と叫んだり、国歌を歌ったりしながら続いた行進は、通りすがりの通行人を巻き込んで徐々に人数を増やした。負傷者が出るなど、治安に影響はなかったという。(翻訳・編集/愛玉)