ドローンは標準装備 00後新入生の高い消費能力

人民網日本語版    2018年9月17日(月) 19時40分

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各地の大学では次々に新学期が初まり、00後(2000年代生まれ)の初めての新入生がキャンパスライフをスタートさせた。ノートパソコン、スマートフォン、タブレットPCなどの「従来の人気製品」はもはや当たり前だという。

各地の大学では次々に新学期が初まり、00後(2000年代生まれ)の初めての新入生がキャンパスライフをスタートさせた。ノートパソコン、スマートフォン、タブレットPCなどの「従来の人気製品」はもはや当たり前で、天猫(Tmall)の新学期シーズンのデータによれば、「新三種の神器」は電動二輪車、ドローン、スマートウォッチを代表とする新興科学技術製品で、00後が最も多く買い求め、キャンパスに持ち込む製品だという。「杭州日報」が伝えた。

浙江大学紫金港キャンパスの人通りの多い角に立って観察すると、大勢の学生が自動二輪車に乗って次々にやって来る。00後新入生の金天沢さんは、「キャンパスが広くて、寮の建物から授業のある建物まですごく遠い。自転車やバイクは盗難に遭いやすいので、自動二輪車にした。便利だし流行っているから」と話す。

同大都市学院の芝生の上の空を見ると、2台のドローンが飛んでいる。非常に低空を飛行しており、初心者が練習しているように見える。そのうちの一人、新入生の軍事トレーニング着を着て操縦していた劉さんは、「高校生の時にドローンで遊びたかったけれど、勉強が忙しくてできなかった。受験が終わるとすぐにミドルロークラスのドローンを買った。航空撮影は自分の大学生活で大きな比重を占めることになる。これがないとキャンパスライフは完璧じゃなくなる」と話す。

2年生の胡睿蕊さんは、「連続ドラマが好きで、実家では大画面テレビを見慣れているので、大学生の数年間、ノートパソコンでドラマを見るなんて耐えられない。ということで、ルームメイトとお金を出し合って1999元(1元は約16.3円)の明基のプロジェクターを買った。寝室の白い壁をきれいにして、ここに映して見ている」という。

▽オンラインでできるならオフラインにはいかない

市内のデジタル製品ショップをいくつか見て回ったが、人でごった返す買い物風景は見られなかった。頤高デジタルショップ学院路店の聯想(レノボ)専用コーナーの店員は、「新学期シーズンだからといって店の売り上げがすごく伸びるわけではない」と話す。

だが淘宝(タオバオ)のアプリケーションで検索すると、価格599元の猛■(けものへんに馬)王の自動二輪車が一月で3万台以上も売れており、1999元の小米の9号自動二輪車も3750台を売り上げた。128~448元の小JIANGの4軸で空撮可能なドローンが毎日1千台以上売れ、1万元以上する大疆の「御」Mavic2シリーズのドローンも月に2426台の販売量を達成している。ここから「新神器」の爆発的な売れ行きがうかがえる。

淘宝のビッグデータによれば、8月中旬より、学生の3分の2以上がネットで商品を購入して送り先を大学にするようになり、「手ぶらで入学」が00後初の新入生の一般的なスタイルになった。

杭州外国語学院に入学した孟見さんは、「スーツケース1つで大学に来た。必要な電子製品や生活用品はネットで買って大学の宅配サービススポットにあらかじめ送っておいたので、運ぶ手間が省けた」と話す。同じく新入生の朱さんも、「受験の得点がわかると、すぐに必要な物をすべて一括購入した」という。

ここからわかるのは、ここ2年ほどの大学入学シーズンには、これまでのようなオフラインでの買い物ラッシュ現象は見られなかったということ、買い物の流れが全体としてオンラインに移行したということだ。

▽00後の学生は食事はカップ麺でも、電子製品は満足できるものをそろえる

学生というものは、学年が上がるほど消費能力も上がり、高学年の消費能力が低学年を上回るのがこれまでの常識だったが、初の00後の新入生にはこの常識が当てはまらない。ノートパソコンの一人あたり投資額は、今年は新入生がトップだ。

京東の販売価格に基づいて算出すると、小米のオーダーメイドモデルNINEBOT9号自動二輪車は1999元、大疆の暁SPARKハンディサイスマート高精細空撮ドローンは2999元、IWATCH3の42ミリメートルスマートウォッチは約3千元で、この三種の神器をそろえると8千元ほどになる。

新入生の呉さんは、「電子設備の購入予算をすでにオーバーしていて、これからしばらくは毎日カップ麺を食べることになりそう。でもぜいたくだとは思っていない。食事のレベルを落としても、電子製品は満足できるものをそろえたい。授業以外の時間を過ごすのにこういう電子製品がないなんて絶対無理」と話す。

浙江大学経済学院の李建琴教授は、「さまざまな電子製品と一緒に大きくなった00後の人々にとって、電子製品は日常生活の必需品だ。だから新型電子製品をそろえるのにお金がかかっても強く非難すべきではない。各家庭の実際の経済状況に応じて適切な価格帯の製品を買うことにはなるが。00後は一人っ子が多く、親たちも子どもに投資したい、新型電子製品を合理的に導入して子どもによりよい学生時代を送ってほしいと考えている」との見方を示す。(編集KS)

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