2013年に必ず到来する世界的危機=異常気象が導火線に火を着けた「アラブの春」再来か―米メディア

Record China    2012年9月9日(日) 15時56分

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7日、米テレビ局CNNは記事「なぜ2013年は深刻な世界的危機の1年となるのか」を掲載した。今夏の異常気象により食品価格が高騰、来年の危機は必須だと指摘している。写真は中国のスーパーの卵売り場。

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2012年9月7日、米テレビ局CNNは記事「なぜ2013年は深刻な世界的危機の1年となるのか」を掲載した。

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2013年は世界的な危機の1年となるだろう。この危機は予測可能なもの、いや実際にはすでに始まっているのだ。危機の原因は2012年夏の異常気象だ。アメリカ大陸の80%は干ばつになり、ロシアオーストラリアにも異常気象の影響は及んでいる。この影響でタマネギや小麦などの収量が大きく落ち込んだ。今年7月だけでタマネギと小麦の価格は25%も上昇している。

英紙フィナンシャル・タイムズは2007年から翌年にかけての穀物価格上昇で、ハイチからバングラデシュまで30もの途上国で騒乱が起きたことを取り上げている。2010年には干ばつで打撃を受けたロシアが穀物の輸出を停止、「アラブの春」の要因となった。

今後も食品価格が上がり続ければその影響は中国にも及ぶだろう。2011年7月、中国の物価は6.5%も上昇し、政府はインフレ対策に躍起になった。2012年、インフレは一段落し、中国政府は景気対策の金融緩和を実施している。だが食品価格がインフレ昂進のきっかけとなれば、中国政府の景気対策の選択肢は狭まることになる。(翻訳・編集/KT)

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