なぜ中国人は交通事故現場で略奪するのか?民度の低さと群集心理―中国メディア

Record China    2012年9月8日(土) 13時34分

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7日、網易の特集ページ・アナザーサイドは「頻発する略奪=民度の低さだけの責任ではない」を掲載した。繰り返される事故現場での略奪は道徳の問題ではないと分析している。写真は5日、甘粛省蘭州市の事故現場からブドウを持ち帰る近隣住民。

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2012年9月7日、網易の特集ページ・アナザーサイドは「頻発する略奪=民度の低さだけの責任ではない」を掲載した。

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5日、甘粛省蘭州市の高速道路でトラックの横転事故が起きた。事故を知った近隣住民があっという間に集まり、現場に散らばった積み荷のブドウを略奪した。積み荷をすべて失った運転手は「破産だ」と肩を落としていた。

こうした高速道路の略奪事件は珍しい話ではない。ある時など道路にこぼれ落ちた食用油をたらいでさらって持ち帰った人々もいるほどだ。略奪事件が起きるたびに中国人の民度の低さが問題になるが、道徳にすべての原因を帰すのは正しくない。

実は先進国の英国でも似たような略奪事件は起きている。今年3月、バスとタクシーが接触し、はね飛ばされた車が道脇の宝飾店のショーウィンドウを割る事故があった。通行人らの関心は負傷者の救助ではなく、散らばった宝飾店を拾い集めることに集中したという。

なぜこうした略奪事件が起きるのか。道に落ちたものは誰かの所有物という意識が小さくなる。そして他の人も拾っているのだから私も、という群集心理が働くと、人々が殺到しては略奪する騒ぎへと発展するのだ。

こうした略奪事件が過ちであることは間違いない。だがそれを中国人の道徳の問題としてだけとらえるならば、それもまた過ちとなるだろう。(翻訳・編集/KT)

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