中国人が大好きなあの絵文字、勝手に商標登録され騒ぎに―中国メディア

Record China    2018年9月15日(土) 13時50分

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14日、複数の中国メディアが中国版ツイッターで、中国のSNSで人気の高い絵文字がいつの間にか第三者によって商標登録されていたことを伝え、多くの中国ネットユーザーが注目した。

2018年9月14日、複数の中国メディアが中国版ツイッター・微博上で、中国のSNSで人気の高い絵文字がいつの間にか第三者によって商標登録されていたことを伝え、多くの中国ネットユーザーが注目した。

商標登録されていたことが発覚したのは涙を流して笑いながら片手で顔を覆う絵文字で、微信(Wechat)を始めとする中国のSNS上でしばしば見かける。成都商報によると、この絵文字が商標登録申請され、すでに初期審査を通過していたことが発覚した。国家工商行政管理総局商標局の公告によると、商標申請者は浙江省義烏市の人物で、使用範囲は服飾品となっており、今年8月13日に初期審査を通過している。微信を提供する騰訊(テンセント)は法定の期間内に異議申し立てを行うとコメントした。

電商報によると、この絵文字は微信のデザイナー数人が5カ月かけて編み出したもので、そのうちの1人が中国の俳優チャウ・シンチー(周星馳)の動作が好きで、自身もこの動作をよくやっていたことから発案されたという。

中国のネットユーザーたちは大量にこの絵文字を並べつつコメントを残している。「使用率が最も高い顔文字だ」「この表情、確かにいいんだよな」「毎日使っている」など、この絵文字を愛用しているという感想とともに、「典型的なゴロツキ商標。原作者への敬意が全くない」など、登録申請した人を批判する声も見られた。

また、「デザインに5カ月もかかっているなんて」と驚きを示すユーザーも。さらには「チャウ・シンチーが『えっ、俺同意してないよ』とか言ったりして」「騰訊が勝訴したら、今度はチャウ・シンチーが騰訊を訴えるかもね」など、この絵文字自体がチャウ・シンチーの表情の「パクリ」であり、チャウ・シンチーに筋を通す必要があるのではないかとの意見も少なからず出ている。(翻訳・編集/川尻

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