「DESTINY鎌倉ものがたり」が中国で公開、「黄泉の国」は中国がモデル―中国メディア

人民網日本語版    2018年9月14日(金) 22時30分

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心温まる癒し系映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」が14日から中国で公開。日本版「リメンバー・ミー」と称される同作品に、中国でも期待が高まっている。

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心温まる癒し系映画「DESTINY 鎌倉ものがたり」が14日から中国で公開。日本版「リメンバー・ミー」(中国語タイトル:尋夢環遊記)と称される同作品に、中国でも期待が高まっている。「DESTINY 鎌倉ものがたり」と「リメンバー・ミー」はいずれもリラックスしたムードで「生と死」を描いており、心温まる内容で恐怖を感じさせることはない。人民網が伝えた。

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ミステリー作家の一色正和(堺雅人)と、童顔かつ小柄で性格も少々子供っぽい妻の亜紀子(高畑充希)は鎌倉で仲睦まじい幸せな新婚生活を送っていた。しかし、ある日、亜紀子は転ばされた時、魂が抜けて霊体になり、死神によって黄泉の国に連れて行かれてしまう。正和は愛する亜紀子を取り戻すために一人黄泉の国へ向かい、さまざまな怪事件に遭遇する。

「鎌倉ものがたり」の設定は、新鮮味のある生活感を感じさせてくれ、「万物に霊が宿る」という日本人の考え方にもマッチしており、非現実的な設定とごく普通の生活がうまくマッチングしている。

これまでの映画やドラマなどでは、現代の鎌倉が登場することが多く、中国でも人気のアニメスラムダンク」に登場した湘北高校も鎌倉にあるという設定で、是枝裕和監督の映画「海街diary」の舞台も鎌倉だったことは広く知られている。

「DESTINY 鎌倉ものがたり」では、正和が行く黄泉の国の居住区は、たくさんの家が螺旋状に集まった感じで、湖南省の吊脚楼(ちょうきゃくろう)という独特な家屋が建ち並ぶ鳳凰古城がモデルとなった。

山崎貴監督によると、後半メインとなる「黄泉の国」には、中国と日本の地方の風景が組み合わされているという。

完璧なビジュアル効果を追求して山崎監督率いる制作チームは世界各地に足を運び、最終的に中国の湖南省張家界にある武陵源と鳳凰古城に2カ月滞在して取材し、独特の雰囲気が漂い情緒ある「黄泉の国」の世界観を創り出した。

同作品の原作となった西岸良平の漫画「鎌倉ものがたり」は1984年2月9日から現在に至るまで連載が続いており、単行本の発行部数は累計1000万冊を超え、2009年には日本漫画家協会賞大賞を受賞した。山崎監督が西岸良平の漫画を映画化するのは「三丁目の夕日(夕焼けの詩)」に続いて2回目だ。(提供/人民網日本語版・編集/KN)

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