パスポートに「台湾国」のシールを貼った台湾人、日本の出国審査ではがすよう要求される―中国メディア

Record China    2018年9月13日(木) 12時0分

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12日、観察者網は、パスポートに「台湾国」のシールを貼った台湾人が日本から帰国する際の出国審査でシールをはがすよう要求されたと伝えた。

2018年9月12日、中国メディアの観察者網は、パスポートに「台湾国」のシールを貼った台湾人が日本から帰国する際の出国審査でシールをはがすよう要求されたと伝えた。

記事によると、9月8日に台湾の掲示板サイトに、日本旅行へ行った台湾のネットユーザーが「台湾国」のシールを貼ったパスポートで関西空港から台湾へ戻ろうとした際、出国審査でシールをはがさないと通過できないと言われたことを報告するスレッドが立ったという。

このネットユーザーは、「どうすればシールをはがさずに済むか?ほかのユーザーはどうやって旅行中にシールを貼ったままにできたのか?」と質問している。これに対し、他の台湾ネットユーザーから「公文書偽造になる」との指摘があったと記事は紹介した。

また、「同様のことはこれが初めてではない」と指摘。フェイスブック上では「台湾国のシールを貼ったパスポート」というアカウントがあり、最新の投稿には、この種のパスポートを使用して「問題なく入国審査を通過した」との内容もあるという。

しかし観察者網は、「極めて順調に入国したという報告は、実際にシールを貼って入国しようとして失敗した数多く事実と合致しない。例えば、15年9月に台湾人旅行者が台湾国のシールを貼ったパスポートで入国しようとしたところ、オランダの入国審査で小部屋に連れて行かれ、『シールを貼れば独立した国になるとでもいうのか?』と皮肉を言われた例がある」と紹介。同年12月にも、シンガポールでシールを貼ったパスポートを持った3人の台湾人が入国拒否され、シールをはがすことを申し出たがそれでも入国が許可されなかったケースもあると伝えた。(翻訳・編集/山中)

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