中国で日系車の売り上げ落ち込む―中国メディア

Record China    2018年9月12日(水) 6時50分

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10日、網易は、中国自動車市場で8月の日系車の売り上げが落ち込んだと伝えた。資料写真。

2018年9月10日、網易は、中国自動車市場で8月の日系車の売り上げが落ち込んだと伝えた。

記事は、「米中貿易戦争や輸入車関税の引き下げなどの理由により、トヨタ自動車の8月の売り上げは前年同期比で2割増となり、完全輸入車の高級ブランド・レクサスが人気となった。日系車で売り上げナンバーワンだった日産は急ブレーキがかかり、8月の売り上げは4%増と小幅な増加だった。ホンダは7カ月連続で売り上げが落ちており、エンジンオイルやブレーキ問題の影響が深刻だ。マツダはさらに大幅な下落となった」と伝えた。

具体的には、トヨタは8月に日産を超えて前年同期比22.6%増となる13万3000台を販売した。記事は「輸入車関税が15%に引き下げられたことや、主力のレクサスESのモデルチェンジが成功したことにより、レクサスブランドの8月の売り上げは59.2%増となって1万8000台を販売し、レクサスは1カ月の売上として過去最高を記録した」と伝えた。

日産の売り上げは前年同期比4%増にとどまり、12万7000台を販売。このうち、東風日産が9万6000台を占めるという。売上が好調なエクストレイルは1万6009台を販売し、前年同期比0.7%増となったほか、キャシュカイが1万7443台で17.5%増、セダンの主力であるシルフィが3万9038台で13.4%増となったが、キックスの8月の販売台数はわずか2434台、ラニアも2809台にとどまったという。

ホンダについて記事は、「エンジンやブレーキシステムに相次いで重大な問題が発覚し、その後のリコールでブランドイメージが大きな影響を受け、今年の売り上げは下落が続いている」と指摘。8月の売り上げは前年同期比9.9%減となり、11万7188台だった。これは7カ月連続の下落で、1月から8月までの累計販売台数も83万2248台と前年同期比で7.1%下落したという。

マツダは、「年初こそ売り上げが良かったものの、ここ数カ月は振るわず、8月の売り上げは3カ月連続となる2桁減となった」と指摘。6月は前年同期比16.7%減、7月は10.6%減、そして8月は12.7%減となり、8月の販売台数は2万2369台だった。アナリストは、「マツダは孤軍奮闘しているアクセラ頼みとなっているが、前途は明るくない」と分析している。(翻訳・編集/山中)

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