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2007年3月10日、甘粛省蘭州市では黄河の水位が大幅に低下し、水流下にあった川床が露出している。降水量が減ったことと、工業・農業用水の増加が原因だ。
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2007年3月10日、甘粛省蘭州市で、黄河の水位が大幅に低下していることがわかった。現在、蘭州市の黄河流域では水位が2m近く低下し、水幅も狭まっているという。かつては水流に隠れていた川底も、かなりの面積が露出している。
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中国では、昨冬から比較的暖かい気候が続いており、黄河の上・中流域での降水量が少なかったこと、さらに工業・農業用水も増えたことが原因と考えられている。
現在、黄河の水不足はさらに深刻化しており、上流のダムの貯水量も減る一方だという。この状況が続くと、農業生産に大きな打撃を与えることが予想され、一部地域では節水計画を検討している。