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4日、鳳凰網は、アジア地区でアップル製品の人気が高い国について分析する記事を掲載した。写真は中国杭州のアップルストア。
2019年1月4日、鳳凰網は、アジア地区でアップル製品の人気が高い国について分析する記事を掲載した。
記事は、「3日のニューヨーク株式市場でアップルの株価が9.96%下落し、時価総額が1日で741億ドル(約8兆円)消えてしまった」と紹介。「これより前、アップルは珍しく第1四半期の業績予想を下方修正しており、販売不振であることを認めた」とも伝えた。
その上で、「中国でのアップルの業績は最近芳しくないが、中国はアジア唯一の市場ではない」と指摘。アップルが公表した18年第4四半期のデータによると、中華地区は、アメリカ州、欧州に次ぐ世界第三の市場で、売上高は114億ドル(約1兆2300億円)に達し、日本は51.61億ドル(約5570億円)、アジアの他の国は計34.29億ドル(約3700億円)だったという。
記事は、「アップル製品はアジアだけを見ると、中国以外では日本や韓国、シンガポール等の成熟した豊かな経済体ではよく売れている」と分析。「これらの国では、価格の高いアップルのスマホでも容易に購入することができるが、東南アジアやインド等の国では全体的な経済は成長しているものの、平均収入が低く、アップル製品を取り巻く環境はより厳しい」のだという。
具体的には、「日本のスマホ市場でアップルはシェア1位であり、韓国では2位である」と紹介。しかし、韓国ではサムスンが強く、日韓共に高齢化が進んでいる社会であるため、これらの国が「将来的にアップルに貢献できるかは疑問符が付く」としている。
記事はまた、6億人の人口を抱える東南アジアはアップルにとって巨大な市場だと紹介。調査会社のIDCによると、昨年の第3四半期まででシンガポールではアップルのスマホはシェア率39%を占めたが、インドネシアやタイ、ベトナムなどの比較的大きな経済体では、アップルはライバル企業に遠く及ばないという。記事は、「インドネシアや他の当該地区のアップルのシェア率は約1%」で、「多くの人は中国製や韓国製の安いスマホしか選択の余地がない」としている。
インドも巨大な市場であるが、「カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチによると、昨年第3四半期に中国の小米が27%のシェアを占め、サムスンの23%を超えた」と記事は紹介。「アップルは、vivoやOPPOなどの中国メーカー及びインドのMicromaxよりシェアが低く、IDCの予測によるとアップルのシェア率は1%ほどだ」と伝えた。(翻訳・編集/山中)
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