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手詰まり感漂う文政権の北朝鮮政策、「むなしい運転席にこだわる時ではない」と主要紙

配信日時:2020年7月12日(日) 9時50分
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韓国・文在寅政権の北朝鮮政策に手詰まり感が漂っている。文大統領は米朝首脳会談の仲介に意欲的だが、北朝鮮側は一蹴。韓国紙は「むなしい『運転席』にこだわる時では」といさめた。写真は北朝鮮。

韓国文在寅政権の「一丁目一番地」の北朝鮮政策に手詰まり感が漂っている。文大統領は北朝鮮の非核化交渉の進展に向けて米朝首脳会談の再開催への仲介役に意欲を見せているが、北朝鮮側は一蹴。韓国紙は「むなしい『韓(朝鮮)半島運転席』にこだわる時ではない」といさめた。

文大統領は6月30日、欧州連合(EU)執行部とのテレビ首脳会議で、「米大統領選の以前に米朝が再び対座するよう全力を尽くす計画だ」と話した。11月3日の米大統領選の前に再び米朝首脳会談を開くよう仲裁に乗り出すという趣旨だ。康京和外相も2日、「北朝鮮の対話復帰に向けた努力を全方向で展開する」と述べた。

これに対し、北朝鮮の崔善姫・第1外務次官は4日、談話を出し、米国は米朝対話を自らの政治的危機を克服するための道具としか考えていないとして、「向き合う必要はない」と明言した。崔氏は「米国がまだ交渉でわれわれを揺さぶることができると考えているなら誤算だ」と主張。「われわれは既に米国の長期的な脅威の管理に向けたより具体的な戦略的計画を立てている」とも述べた。文大統領の思惑は袖にされた格好だ。

東亜日報は社説で「文大統領の発言は1年以上止まった米朝対話をどうにかよみがえらせようということだが、その実現の可能性が非常に低いのが昨今の現実だ」と指摘。一方で「トランプ氏としては、(大統領選で)敗色が深まれば突破口を見いだそうとする可能性があり、首脳間の談判にだけこだわってきた金正恩・朝鮮労働党委員長も大きくなる内部不満を静めるイベントを拒まないかもしれない」としながらも、「そのようにして会談が開かれても、米朝首脳の面目を立てるだけで、非核化には何の進展もない『ショー』にならざるを得ない」と断じた。

さらに「にもかかわらず、これに期待をかける政府の安易な認識、特にその安易さの一貫性は驚かされる」と言及。「この1カ月間、北朝鮮から受けた(南北連絡事務所の爆破などの)屈辱と侮蔑はもうすべて忘れたようなムードだ」と批判した。

その上で「よく外交を可能性の芸術と言うが、まるで賭博でもするかのように確率の低い運に懸ける政府の政策はあってはならない。それが米朝首脳の即興的イベントの実現のために風をおこそうということなら、さらに危険だ」と主張。「米朝はシンガポールとハノイの失敗の原因をめぐって文大統領を非難している。今はむなしい『韓半島運転席』にこだわる時ではない。何より運転者なら、どこにでも行かなければならないという無駄な強迫観念から抜け出さなければならない」と訴えた。(編集/日向)

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