死刑執行数、世界全体では減少、中国が依然最多―独メディア

Record China    2018年9月10日(月) 6時50分

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7日、アムネスティ・インターナショナルの2017年における死刑に関する報告書によると、現在、世界142カ国のうち106カ国で死刑制度が廃止されたか、制度の運用が中止されているという。写真は中国の刑務所。

2018年9月7日、独ドイチェ・ヴェレの中国語版サイトは、アムネスティ・インターナショナルの17年における死刑に関する報告書から、現在、世界142カ国のうち106カ国で死刑制度が廃止されたか、制度の運用が中止されていることが明らかになったと報じた。以下はその概要。

17年にはギアナとモンゴルで死刑制度が廃止された。グアテマラでは一般人に対する死刑が廃止された。サハラ以南の南アフリカでも死刑制度の廃止が進んでおり、17年に死刑を執行したのはソマリアとスーダンだけとなっている。

欧州から中央アジアでは、死刑を続けているのはベラルーシだけだが、執行数は減っている。ロシアやカザフスタン、キルギスタンでは死刑制度の運用が中止されている。17年に死刑を執行したのは23カ国。執行数は前年比4%減の993件で、15年と比べると39%減っている。

ただしこの統計には中国は含まれていない。中国では死刑執行数は国家機密で公表されていない。アムネスティ・インターナショナルは「死刑執行はかなりの数に上る」とみている。

なお、主要8カ国(G8)で現在も死刑を続けているのは米国と日本だけだ。17年の死刑執行数は米国が23件、日本が4件だった。(翻訳・編集/岡田)

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