観光客の「偽韓服」を取り締まる?鍾路区が古宮入場無料見直しへ=韓国ネットはおおむね賛成

配信日時:2018年9月12日(水) 11時50分
観光客の「偽韓服」を取り締まる?鍾路区が古宮入場無料見直しへ
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10日、朝鮮日報は、韓服着用者は古宮入場無料とする制度について、鍾路区庁が改良韓服を除外するよう文化財庁に申し入れる計画だと伝えた。写真はソウル。
10日、朝鮮日報は、韓服着用者は古宮入場無料とする制度について、鍾路区庁が改良韓服を除外するよう文化財庁に申し入れる計画だと伝えた。

中国から来た王(ワン)さん(22)は6日、ソウル市鍾路(チョンノ)区にある人気の観光名所、景福宮(キョンボックン)を韓国の伝統衣装である韓服姿で訪れ、友人たちと写真を撮っていた。王さんは「韓服を着ていると、写真が『SNS映え』するし、景福宮の入場料(約300円)が無料になるのもうれしい」と話す。韓服は付近のレンタルショップで借りた。チマ(下衣)は蛍光色、チョゴリ(上衣)の腕はレース素材で肌が透けて見える。チマのリボンを体の後ろで結んでいるが、結び目は前に来るのが正式な着方だ。

文化財庁が定めた古宮の「無料観覧ガイドライン」では、王さんの服装も韓服と認められる。しかし、景福宮のある鍾路区の考えは異なるようだ。

朝鮮日報が伝えたところによると、鍾路区庁は11日に政府関係者、韓服専門家、韓服レンタル業者らを招いて討論会を開き、改良韓服(現代風にアレンジした韓服)のガイドラインを作成する。さらに、区庁関係者によると、討論会の結果に基づき「改良韓服は古宮の無料入場対象から除外するよう文化財庁に申し入れる計画だ。一方で、現在116の飲食店が韓服着用者を対象に10%割引を実施しているが、これも改良韓服の場合は除外する案について話し合いを進めているという。

韓服着用者の古宮入場を無料とする制度は、韓服の大衆化と世界化を目指し、2013年に文化財庁が設けた。しかし、鍾路区庁は「正統な韓服とは異なる衣装が氾濫している」と判断している。「正体不明の服を着た観光客を取り締まってほしい」という苦情も寄せられているという。

一方、文化財庁や古宮周辺のレンタルショップは困り顔だ。文化財庁関係者によると、以前、男性はパジチョゴリ、女性はチマチョゴリという「性別に合った韓服」を着なければ無料観覧の対象にしないとの指針を同庁が出したところ、問題視された経緯がある。同関係者は「制限を緩和すべき状況なのに、鍾路区庁の提案は受け入れが難しい」と話す。

レンタルショップ経営者らは「伝統的な韓服は観光客に人気がない」と指摘する。また、ある社長は「レンタル用の衣装はコストダウンのため伝統・改良とも合成素材。素材で言えばどちらも伝統的ではない」と話す。韓服自体、時代と身分により変化してきただけに、基準を一つに定めるのは不可能だとの指摘も出ている。

韓国のネットユーザーたちの間には、鍾路区庁を支持する声が多く上がっている。「見かけるたびに『何あれ』とぎょっとする」「賛成。おかしな服が韓服だなんて間違った印象を外国人に与えてほしくない」「鍾路区庁が正しい。正体不明の韓服は韓服ではない。入場料をただにするなら、本物の韓服でないと」などとの意見が見られた。

また、「『少しモダンにした』というレベルじゃなく、コスプレみたいなひどい服。観光客には何も分からないだろうと金もうけに精を出す業者には、いい制裁だ」「韓服でも着物でもドレスでもない奇妙な衣装。業者のせいで伝統がゆがめられている」「全ての改良韓服を対象とするのはやり過ぎだけど、ひどい衣装は禁止すべき」などと、レンタル業者を批判する声も多い。(翻訳・編集/麻江)
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