韓国ブランドの価値が日中より劣る理由とは?―韓国紙

Record China    2019年2月1日(金) 12時20分

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30日、韓国・東亜日報は、「コリアブランド」の評価が日本や中国より劣る理由について報じた。写真はソウル。

2019年1月30日、韓国・東亜日報は、「コリアブランド」の評価が日本や中国より劣る理由について報じた。

同紙は、昨年末から最近までに発表されたグローバル主要ブランドの調査結果をまとめ、「韓国企業の成績は日中より劣っている」と伝えた。その理由については「中国のように突如登場するユニコーン企業(=企業価値10億ドル以上の非上場、設立10年以内のベンチャー企業)があるわけでもなく、日本のように長い歴史と伝統を持つ“基幹産業”が頑張っているわけでもないため」と指摘している。

記事は、「これまではサムスン電子、現代(ヒュンダイ)・起亜(キア)自動車、LGなどの数社がコリアブランドの価値を支えてきたが、最近では現代・起亜自動車とLGのブランド順位が下がり、サムスン電子を除くとコリアブランドパワーはほとんどないのが現状」とした。

東国(トングク)大学経営学科のヨ・ジュンサン教授は「製造企業は中小企業とも連鎖の関係になっているため、韓国主要企業のブランド価値の成長が落ちれば、産業全般に否定的なドミノ現象をもたらす」とし、「創業基盤の新しいビジネス環境づくりに向けて、大学と企業で社内ベンチャーや創業を積極的に支援しなければならない」と指摘しているという。

これを受け、韓国のネット上では「(将来の)夢が芸能人、公務員、ビルのオーナーという国で企業ブランド価値などあるはずがない。問題が山積み。物理学や工学が認められてスターになれる国にならない限り見込みはない」「企業が大きくなれば、雇用も増えて経済が回ると考え、これまで大企業主導成長で国を発展させてきた副作用」「ベンチャー企業ができても財閥に食べられてしまうという韓国企業の生態系」「韓国は価値よりコスパ重視。消費習慣もコスパもしくはブランド物。だから価値が入り込むすき間がない」とその原因を指摘する声が相次いでいる。

一方で「小さな国で1つでも自慢できるブランドがあるだけ幸い。韓国より大きくても自慢できるブランドがない国も多い」との意見も寄せられている。(翻訳・編集/松村)

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