2018年9月4日、米華字メディアの多維新聞によると、韓国紙・朝鮮日報は、北朝鮮と中国の国境地域で最近、北朝鮮の住民が中国の貿易業者を通さずに直接密輸をしていることが分かったと報じた。

朝鮮日報によると、北朝鮮の住民が直接密輸をするのは外貨収入を少しでも増やしたいためという分析が出ている。米自由アジア放送（RFA）は消息筋の話として、「（北朝鮮と中国の国境を流れる）鴨緑江や豆満江を挟んで、北朝鮮の住民同士が、中国の貿易業者を通さずに取り引きをしている。中国で活動する北朝鮮の貿易業者は2～3人が一組で、必要に応じて密輸のための船舶や人員を手配する。北朝鮮側の密輸担当者は、北朝鮮の国家貿易会社から派遣された要員だ。北朝鮮の国家貿易会社はこれまでの密輸で中国の貿易業者が利益を持っていくことを惜しいと考えているようだ」と伝えている。（翻訳・編集/柳川）