韓国政府、性差別的な意識が含まれる家族呼称を改善へ―中国メディア

Record China    2018年9月6日(木) 6時20分

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2日、中国メディアの観察者網は、韓国政府がこのほど、性差別的な意識が含まれる家族呼称を改めていく方針を決定したと報じた。写真はソウルの繁華街。

2018年9月2日、中国メディアの観察者網は、韓国政府がこのほど、性差別的な意識が含まれる家族呼称を改めていく方針を決定したと報じた。

韓国・東亜日報の1日付の報道によると、韓国女性家族部は8月31日、男女平等の観点から家族制度と文化を改善する内容を盛り込んだ「第3次健康家庭基本計画(2016~20)」を発表した。

韓国政府は、韓国で夫の弟妹を「トリョンニム(お坊ちゃん)」や「アガシ(お嬢さん)」と高めて呼ぶのに対し、妻の弟妹を下げて呼ぶ慣行について、性差別的な意識が含まれているとして、改善していく方針だ。

女性家族部家族政策課のキム・スクジャ課長は「トリョンニムという用語自体に問題があるのではない。家庭内の男女いずれか一方だけを高めて呼ぶことが問題だ」と指摘した。性差別的な意識を含む家族呼称には、夫の実家や妻の実家を指す言葉も該当するという。

政府はこの日の発表で、性差別的な意識を含む家族呼称の代替となる用語を示さず、今後の公聴会や討論会などを通じて意見をまとめる予定だ。女性家族部は「中高年世代では新しい呼称の使用を望まない人もいる。無理に用語の変更を推進するよりも、積極的な広報を通じて十分な共感を得ていきたい」と語った。

観察者網は、こうした内容を伝えた上で、「儒教思想の影響が深い韓国では、性別に対する固定観念が根付き、男女不平等の問題が依然として存在している。これは韓国の職場で特に顕著であり、16年にはある会社が設立から60年も既婚の女性従業員がいないことが暴露されたほか、今年4月には韓国のテレビ局の女性アナウンサーが、眼鏡をかけてニュースを読んだのは初めてだとして注目を集めるということもあった」と伝えている。(翻訳・編集/柳川)

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