ドキュメント「宙吊りの老人を救え！」―河南省鄭州市

2007年3月7日10時ごろ、団地の4階でインターネットをしていた劉さんは突然、窓の外で轟音が響くのを聞いた。驚いて窓を開けて見ると、窓の外には5階に住む85歳のお年寄り、趙景志さんが宙吊りになっている。腰の辺りが釘に引っかかり、足がぶらぶら。同居している劉さんの父親が思わず手を伸ばし、両足を支えた。12歳の息子はあわてて助けを呼びに階下へ降りていった。

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10時20分、足を支えていた劉さんも69歳、疲れて手を震わせ、いよいよもうだめかと思ったそのころ、声を聞きつけて若い男性二人が現場に到着、劉さんに代わって老人を支えた。

10時23分、警官二人が到着、シーツで老人の腰を巻き、固定した。別の警官も到着。

10時32分、2台の消防車と10人の隊員が現場に到着、はしごを伸ばして、消防隊員が老人に近づき、慎重に老人を抱えた。

10時50分、救出成功、すでに気を失っていた老人は近くの病院に搬送された。

11時15分、幸いけがもなく、無事意識を取り戻した。

レコードチャイナのカメラマンに対し、趙老人は、「窓を開けようとしたら、ちょっと力が入りすぎて、飛び出してしまった。」と話した。