「最強メンバー」投入しなくても金メダル数2位の日本、五輪戦略が大いなる成功納める―中国メディア
配信日時:2018年9月3日(月) 22時10分

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まずは日本の「お家芸」である柔道、レスリング、体操について。「いずれも主力選手を派遣しなかったものの、体操では野々村笙吾が個人総合で銀メダルを獲得し、柔道も15種目中9種目で金メダルを獲得した」と紹介。一方、レスリングは「アジアのレベルが高いこともあって苦戦を強いられた」と伝えている。
続いて、「陸上、競泳、自転車などでも大きな進歩があった」と紹介。「水泳はパンパシフィック水泳との二本立てで選手の強化に取り組み、自転車で女子オムニアムで梶原悠未が金メダルを獲得したことは日本にとって大きな収穫の1つだった」とした。また、陸上では男女のマラソンなどで主力を温存する一方で、中国との激しい争いが予想される男子短距離ではほぼ主力を派遣して強化の場としたことを紹介した。
また、球技に関してはBチームで臨んだ女子バスケットボールは若手の経験の場となり、決勝に進出した男子サッカーは「東京五輪世代」のU21を派遣しての成果だったほか、金メダルを獲得した女子サッカーは海外組を外して結果を出したと伝えた。
さらに「日本最大の収穫はホッケーだった」とし、特に女子の急速な進歩を指摘。準決勝では世界の強豪である韓国を撃破したことを紹介した。このほか、日本は空手、スポーツクライミング、スケートボードなど東京五輪の新採用競技に主力選手を派遣し、東京五輪に向けてのブラッシュアップにつなげたとしている。(翻訳・編集/川尻)