韓国、今後10年で半数の大学が閉校?―韓国メディア

Record China    2018年9月4日(火) 6時40分

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3日、環球網は韓国メディアの報道を引用し、韓国で学生数の現象に伴い今後半数の大学が閉鎖の危機に直面するとが報じた。写真は韓国の学生。

2018年9月3日、環球網は韓国メディアの報道を引用し、韓国で学生数の現象に伴い今後半数の大学が閉鎖の危機に直面するとが報じた。

韓国政府が先月発表したデータによると、今年、韓国の大学に入学した学生43万8000人を基準とすると、2021年には5万6000人減少するという。コリア・タイムスは2日、21年に大学に入学する学生の数は43万人足らずに、23年には40万人足らずになり、向こう10年で半数の大学が閉鎖の危機に立たされる見込みであると報じた。KBSテレビによると、韓国では2000年以降ですでに16校の大学が閉鎖されているとのことだ。

ソウル大学の人口学専門教授は「韓国で最初の『低出生率世代』は2002年生まれで、現在高校1年生だ。このため、2021年から大学は学生のリソース数が明らかに減少し始める。急な学生数の減少は学校全体の収入に影響し、財務上の困難を引き起こす」との認識を示した。

記事によると、韓国教育部は大学の閉鎖に伴う教職員の失業や設備の放置などの問題について対策を協議し始めているという。また、同部と韓国教育開発院は先日「2018年大学基本能力診断結果」を発表し、大学に存在する経営問題を明らかにした。

梨花女子大の教授はコリア・タイムスに寄稿した文書の中で「現在韓国政府は、韓国人学生を国内に引き止め大学に入ってもらうための奨励策を多く出すとともに、宣伝を強化して外国人学生を多く呼び込むことで穴埋めを行うという2つの方面から取り組まなければならない」と指摘している。(翻訳・編集/川尻

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