<尖閣問題>香港に戻った抗議船船長、日本側との「命懸けの戦い」を語る―中国メディア

Record China    2012年8月23日(木) 18時10分

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22日、香港の活動家団体「香港保釣行動委員会」の活動家ら7人が乗った抗議船「啓豊2号」が九龍島の尖沙咀埠頭に帰港、船長らが日本側との「戦い」の一部始終を語った。写真は15日、活動家らの尖閣上陸を伝える中国中央テレビ(CCTV)のニュース番組。

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2012年8月22日、香港の活動家団体「香港保釣行動委員会」の活動家ら7人が乗った抗議船「啓豊2号」が九龍島の尖沙咀埠頭に帰港、船長らが日本側との「戦い」の一部始終を語った。23日付で中国新聞社が伝えた。

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楊匡(ヤン・クアン)船長が香港メディアに語ったところによると、今回の「保釣」(尖閣防衛)活動は「スリリング」という言葉では言い尽くせないほど命懸けの戦いだった。尖閣諸島釣魚島)の魚釣島に近づこうとした「啓豊2号」に海上保安庁が放水銃を発射、楊船長は身を挺してこの攻撃から船を守った。

持参したシャークナイフやレンガなどで威嚇しながら必死に抵抗したが、島に上陸した5人が現行犯逮捕された。この事態に楊船長は斧を取りに船に戻り、警察官らとの白兵戦に臨もうとしたが、残りのメンバーの身の安全を第一に考え、踏みとどまった。メンバーの1人で船の持ち主である羅堪(ルオ・カン)氏は「斧を4本、レンガを50個、包丁を1丁用意していた」と話す。

楊船長は「日本の警察官らが船に乗り込んできて取り調べを行った。彼らはわれわれを手荒く扱った。こん棒で船の窓ガラスを少なくとも3枚は割ったほか、中国国旗をナイフで切り裂いた。こうした『検査』が済んだ後、全員が不法上陸で逮捕された」と怒りをあらわにしながら、当時を振り返った。

「今回は全員が無事に帰って来られるとは思わなかった。経験の賜物だ。次回はもっと素晴らしい活動になると思う」と早くも次の上陸計画を宣言。「魚釣島で石ころを2つ拾ってきた。1つは香港保釣行動委員会、もう1つはレーザーで14個に切り分け、『兄弟』全員で分け合う」と語った。(翻訳・編集/NN)

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