アフリカ・スワジランドも台湾と断交か=中国報道官は否定せず

配信日時:2018年9月1日(土) 7時20分
スワジランドも台湾と断交の方向か=中国報道官は否定せず
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中国外務省の華春瑩報道官(写真)は8月31日の記者会見で、アフリカのスワジランドが「中国との国交樹立を目指している」との見方の真偽について質問を受けた。華報道官は明言を避けたが、中国中央テレビは「間接的に認めた」と評した。
中国政府外交部(中国外務省)の華春瑩報道官は8月31日の記者会見で、アフリカのスワジランドが「中国との国交樹立を目指している」との見方の真偽を問われた。華報道官は明言を避けた。中国中央テレビは公式サイト掲載の記事で、「間接的に認めた」と評した。

質問に対して華報道官は「中国政府は平和五原則とひとつの中国の原則の上に、世界のすべての国と友好関係を発展させたいと願っている」「関連する国が、歴史の流れと自らの利益に合致する正しい選択を早くおこない、中国・アフリカ協力の大家庭に早く参加することを希望する」と回答した。

中国中央テレビは華報道官の回答を「弦外有音(シエンワイ・ヨウイン)」と評した。直接の意味は「演奏している楽器の弦と別の場所で音がする」で、間接的に言及したり認めることを意味する慣用表現だ。中国メディア、特に中央テレビのように中央政府が直属する媒体が、台湾問題についてうかつな書き方をするとは考えにくい。かなりの確信をもって報じたと理解できる。

中国(中華人民共和国)は1949年の政権樹立から一貫して、「中華人民共和国政府は唯一の中国政府」「台湾は中国の一部」と主張している。そのため、台湾(中華民国)政府との国交断絶を、自国と国交を持つ絶対の条件としている。

中国と台湾は自国と国交を持つ国を増やそうとする「外交戦争」を続けてきた。しかし2008年5月から16年5月までの馬英九総統による国民党政権時代に、「外交戦争」は表面化しなくなった。

しかし16年5月に蔡英文総統の民進党政権が発足すると、中国は再び「外交攻勢」を強めた。蔡総統就任以来、台湾と断交して中国と国交を樹立した国は、パナマ(2017年6月)、ドミニカ(18年4月)、ブルキナファソ(同年5月)エルサルバドル(同年8月)の4カ国。8月31日現在で台湾と外交がある国は17カ国。

スワジランドはアフリカ南部の立憲君主国。面積は約1万7000平方キロメートルで、人口は約107万人。スワジランドが台湾と国交を断絶すれば、アフリカで台湾と国交を持つ国はなくなる。(翻訳・編集/如月隼人
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