<尖閣問題>日本との友好には武力による一撃が前提、ノモンハン事件に学べ―中国メディア

Record China    2012年8月18日(土) 18時56分

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17日、観察者網は記事「釣魚島で尊重を勝ち得て初めて南シナ海での尊重を勝ち得る」を掲載した。積極的に武力を誇示して初めて日本との友好関係を結べると提言している。写真は台湾から最も近い中国本土の都市、福建省アモイ市。

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2012年8月17日、観察者網は記事「釣魚島で尊重を勝ち得て初めて南シナ海での尊重を勝ち得る」を掲載した。以下はその内容。

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先日、ある日本のメディアは「尖閣諸島は東アジアの紛争海域のモデルにするべき」との社説を掲載した。あたかも書生のような理想論のようにも見えるが、その隠れた意図を考えてみたい。私が想起したのは20世紀前半の日中関係史だ。

1931年の満州事変後、蒋介石政権はまさに中国東北部を「紛争解決のモデル」とするべく国際連盟に提訴。リットン調査団が派遣されたが、日本はその間に支配体制の強化を進めた。その後も日本の侵略が拡大するたびに同じ事が繰り返されている。

中国がこのまま尖閣問題であいまいな態度を続けていれば、次に危ないのは台湾だろう。1972年の日中共同声明では台湾について、「日本国政府は中華人民共和国の立場を十分理解し、尊重する」との文言にとどまっているからだ。

では歴史的に見て、日本の野心をくじいたのはなんだろうか。それは武力だ。1893年、ハワイ事変に際し、日本は王党派を支援し米国のハワイ合併をけん制するため艦艇を派遣したが、米国も軍艦を展開し力を誇示、日本は撤退した。1939年のノモンハン事件では旧ソ連が日本に手痛い一撃を加え、日本の北方への野望を打ち砕いた。

積極的に戦ってこそ、アメリカやロシアのように日本との友好関係を築き、さらに21世紀の中国の偉大な前途を勝ち取ることができる。1955年のバンドン会議で中国が尊敬を勝ち得たのは朝鮮戦争の勝利によるものだ。今、私たちが南シナ海で隣国とその国民の尊敬を勝ち取るためには、まず尖閣諸島で尊敬を勝ち取ることから始めなければならない。(翻訳・編集/KT)

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