中国で世界遺産の危機、観光業の隆盛で―米メディア

Record China    2012年8月17日(金) 17時52分

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14 日、中国の世界遺産が観光業の隆盛で危機的状況に置かれている。写真は世界文化遺産・蘇州古典園林の退思園。

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2012年8月14 日、CNNによると、世界遺産に指定された広東省開平市の「開平楼閣と村落」だが、観光業の隆盛で危機的状況に置かれている。15日付で環球時報が伝えた。

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中国には現在、世界で最も多い43カ所の世界遺産が存在しており、さらに数十カ所が申請している。開平市の建築群は清朝末期から中華民国の時代にかけて華僑が建設したもので、西洋の建築様式を取り込んだ独特の雰囲気を持っており観光地として人気が高く、年間多数の観光客が訪れている。

世界遺産に登録されると観光資源としての価値も高まるが、投機対象になったり、不動産価格が高騰したりするなど観光客の激増がもたらすマイナス面も看過できない。観光客が増えたことで、現地住民の生活環境や周辺の自然環境も破壊されつつある。

中国国内の観光客は7年前までは年間10億人程度だったが、2011年には年間26億人にまで増加。以前は訪れる人が少なかった辺境地区でも多数の観光客が訪れるようになっている。1997年に世界文化遺産に登録された「麗江古城」には年間1100万人もの観光客が訪れている。(翻訳・編集/岡田)

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