在米中国人の二極化進む、英語習熟度が収入や生活レベルに大きく影響―中国紙

Record China    2012年8月18日(土) 10時54分

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14日、中国共産党機関紙・人民日報海外版は、在米中国人の二極化を取り上げた。写真は米国で暮らす華僑。

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2012年8月14日、中国共産党機関紙・人民日報海外版は、在米中国人の二極化を取り上げた。

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米航空宇宙局(NASA)の火星探査車「キュリオシティ」が火星面着陸に成功した背景には、多くの優秀な中国系科学者の活躍があった。米国にはこのように現地社会に多大な貢献を果たす中国系が多数存在する一方で、英語も話せず、アルバイトでやっと生活している中国系も少なくない。米国で暮らす中国系の二極化が日増しに深刻さを増している。

米国に移住して最初にぶつかるのは言葉の壁だ。言葉が分からなければ企業への就職も難しい。英語の習熟度が米国での生活レベルに大きくかかわってくるといえるだろう。とはいえ、チャイナタウンで生活する中国系は極端にいえば、「Yes」「No」さえ分かれば十分に生きていける。米国社会に溶け込み、政界に進出するなどの活躍を見せるのは、移民2世か、チャイナタウン以外の場所に住み、米国の大学で教育を受けた層のどちらかである。

中国人が米国に移り住むようになってから160年余り。中国系の数は2009年までに363万9000人に達し、米国の総人口の1.2%を占めるまでになった。その教育レベルをみてみると、二極化が進んでいることが分かる。25歳以上のうち学士以上の学位を持つ人は51.8%で一般の米国人より高い割合に上るが、高卒以下の学歴の人も18.7%と少なくない。

また、昨年2月に米国華人全国委員会とメリーランド大学アジア系米国人センターが発表した「2011年在米中国系の人口動態研究報告」も、コンピューターソフト開発、会社の管理部門、経理などのホワイトカラーが多くを占める一方で、調理師、ウエートレス、工場労働者などのブルーカラーもかなりの数に上り、両者の収入、生活レベルも大きく違うと指摘している。(翻訳・編集/NN)

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