李大統領の竹島上陸で日韓関係に及ぼす影響は「短期的なもの」―中国メディア

Record China    2012年8月14日(火) 23時47分

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14日、韓国の李明博大統領の竹島(韓国名・独島)上陸が日韓関係に与える影響について、中国外交部所属の大学、外交学院の周永生教授は「短期的なもので終わる」との見方を示した。資料写真。

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2012年8月14日、韓国の李明博(イ・ミョンバク)大統領の竹島(韓国名・独島)上陸が日韓関係に与える影響について、中国外交部所属の大学、外交学院の周永生(ジョウ・ヨンション)教授は「短期的なもので終わる」との見方を示した。中国新聞網が伝えた。

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李大統領は10日、専用のヘリコプターで竹島に上陸、約1時間10分滞在した。警備隊から業務報告を受け、「独島は韓国領。誇りを持って守っていこう」と激励したほか、殉職者の碑に献花した。

李大統領は韓国の大統領として初めて竹島を訪問。日本の歴史問題に対する態度について、「日本はかつて戦争を引き起こしたが、これに対していまだに誠意ある謝罪をしていない。元従軍慰安婦たちも時間の経過とともに相次いでこの世を去っている」などと語ったという。

こうした動きについて、周教授は「李大統領は就任後、『親日』政策をとっていたが、元従軍慰安婦の団体が日本政府から賠償が得られないことに不満を感じている。また、韓国は米国主導のもと、年内に日本と軍事情報包括保護協定を結ぶ予定だが、これに対しても国内で強い反発が起きている」などと指摘。

その上で、「大統領は自らの親日イメージを払しょくし、国家主権を守るためと称して強硬手段に出ることで、政治的な支持を得る狙いがあった」と分析した。また、日本側が国際司法裁判所に提訴する構えを見せていることについて、「韓国の実効支配が長く続いていることを考えれば、日本側に有利になるとは限らない」との見方を示した。

今回の強硬上陸が日韓関係に及ぼす影響については、「比較的大きな打撃にはなるが、短期的なもので終わる。そのうち、何かのきっかけで回復するはず」との考えを示した。(翻訳・編集/NN)

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