北京の地下鉄施工で全自動無人観測システムを採用

人民網日本語版    2018年8月23日(木) 22時20分

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地下鉄の施工において、地上とトンネル、天井における一挙手一投足が、全自動設備によってすべてチェックされ、問題が見つかれば、直ちに技術者に報告される。

地下鉄の施工において、地上とトンネル、天井における一挙手一投足が、全自動設備によってすべてチェックされ、問題が見つかれば、直ちに技術者に報告される。建設中の地下鉄12号線和平西橋駅では、こうした全自動化無人観測システムが採用されている。これは全国の地下鉄施工における初の試みで、地下鉄施工中の安全、効率及び利便性において重要な力を発揮する。北京日報が伝えた。

12号線和平西橋駅では、将来的に5号線への乗り換えが可能となる計画だ。駅は交通量の激しい市街地にあり、三環主路からも近いこともあり、地下2階建ての島式分離ホームを採用している。施工業者の北京住総集団プロジェクト部の担当者によると、施工現場には自動化観測設備が埋め込まれている。これは静的重力計、レーザー距離測定機のことで、地面の沈下、トンネルの収束、天井の沈下を観測する。またすでに掘削データの収集・収録・分析などの機能も備えている。

無人観測を実現させているのは、スマート観測ポイント。駅のパイロット孔入口から3.8メートル離れた場所には、10のスマート観測ポイントが埋められている。前後10メートルほどの掘削現場における沈下の情報をリアルタイムで観測できる。スマート沈下ポイントは沈下・変形を感知し、このデータを自動的にコンピュータに送る。人が測定することなく、観測の結論を直ちに導き出すことができる。システムは3−5分以内にトンネルの水平・垂直移動及び線路の連続的かつ正確な観測が可能だ。これにより技術者は地下鉄運行の過程におけるトンネル変形の特徴と法則を常に把握し、リスクを適時抑制できる。(編集YF)

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