2018年8月22日、新京報によると、山東省徳州市で16日、農村から出稼ぎに来ている男性4人がタクシーに乗る際、次々に服を脱いで乗車した。批判どころか称賛の声が集まっている。

タクシー運転手によると、男性たちが服を脱いだのは、シートを汚しては悪いと思ってのことだった。上着を脱いで裏返しにし、シートに敷いてその上に座ったという。思いがけない気配りに感激した運転手がネットでこの一件を明かしたという。

この記事に中国のネットユーザーたちは次のようなコメントを書き込んでいる。

「人に優しくできる人たちだ、いいね！」

「言葉が出ないくらいいい話」

「出稼ぎ労働者には厳しい声が絶えないが、単に習慣が違うだけ。実際にはよく気配りできる人が多い」

「苦労が絶えないのに見返りは少ない層だが、そんな人たちがすばらしい行動を見せてくれた」

「贈収賄が横行する真っ黒な時代にあって、出稼ぎ労働者は最もクリーンな人たちかもしれない」

「今の時代こそこういう人たちが必要だよ」

「人間性は学歴や仕事とは無関係だということがよくわかる」

「見た目で人を判断するな、だな」

「着ている服はただ経済的な問題でしかないんだよね」

「最近、中国でも見知らぬ他人にも優しくできる人が増えた気がする」

「出稼ぎ労働者を見下してえらそうにしている人こそ自らを省みるべきだ」

「こうした人たちが都市の生活を支えていることを忘れてはいけない」（翻訳・編集/岡田）