「日本に負ければよかったと?」=ベトナム率いて日本に勝利した韓国人監督への批判に、韓国ネットは反発

Record China    2018年8月22日(水) 21時50分

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21日、聯合ニュースは、韓国人監督率いる男子サッカーU‐23ベトナム代表が日本代表に勝利したことで、ネット上で議論となっていると報じた。写真はアジア大会の開会式。

韓国人の朴恒緒(パク・ハンソ)監督率いる男子サッカーU‐23ベトナム代表が、ジャカルタ・アジア大会1次リーグ(D組)第3戦で日本代表(※今大会はU‐21のメンバーで構成)を破った。韓国・聯合ニュースは21日、日本戦での朴監督の采配について、ベトナムのサッカーファンの間で議論が持ち上がっていると報じた。

16日にネパールを下し、早々にベスト16入りを決めていたベトナムは、19日の日本戦に1対0で勝利。3連勝のD組首位で決勝トーナメントに駒を進めた。

ベトナムの大手ニュースサイト、VNエクスプレスによると、現地のサッカーファンは「強敵・日本を初めて破った歴史的な勝利だ」と歓喜に沸いている。その一方で、すでに決勝トーナメント進出が決まった状態で日本戦に全力で臨んだことは、戦略的に賢明な選択だったのかという疑問の声も上がっているという。

あるネットユーザーは「ベスト16が確定したら、残りの試合は体力を温存するなどして次に備えるものだが、朴監督はなぜ日本戦に全力を挙げたのか」と首をかしげる。また、日本戦で足の指を負傷した主力MFドー・フン・ズンは戦線離脱が決まり、そのほかにも2人の負傷者が出るなど、「戦力損失は深刻だ」とも指摘する。このような「ベトナムは成果を得るために大きな損失を出した」との意見に同調する声も相次いでいるという。

しかし、ネット上で最も支持されているのは「『全試合にベストを尽くす』という朴監督の言葉にはスポーツマンシップが込められている」と評価する、朴監督支持者たちの意見だという。

U‐23ベトナム代表は今年1月に行われたU‐23アジア選手権で準優勝しており、「朴監督と選手らを信じている」「今回も成果を残したベトナム代表を誇らしく思う」との書き込みも殺到しているとVNエクスプレスは伝えている。

この記事に、韓国のネットユーザーからは、戦力を落として戦うべきだったという意見に対して「じゃあ負ければよかったというのか」「敵に全力でぶつかって勝つことは模範事例だろ」「日本に負けて選手たちの士気が下がる方が怖くないか?」といった否定的な見方や、「真のスポーツマンだ。ベトナム、ファイト」と、U‐23ベトナム代表を称賛する声が寄せられている。

また、「韓国を見てみなよ。力を温存しようとした結果、マレーシア戦でしくじったじゃないか。どの試合でも死ぬ気でぶつかることこそ正解だ」との声や、「U‐23韓国代表の金鶴範(キム・ハクボム)監督より朴監督の方がずっと上だ」と嘆く声も見られた。(翻訳・編集/麻江)

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